京都、二日目 と 御髪神社&日本髪博物館のこと
仏像
嵯峨野の化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)のご本尊、阿弥陀如来です。
作者は湛慶。慶派の仏師の作品で鎌倉時代のもののようです。

京都一日目はうかつにも清水寺なんていう、修学旅行のメッカに行ってしまったのを反省して、二日目は「ここなら修学旅行の子供たちは少ないだろう~」と思う先にしてみました。

ルートは嵯峨野の一番上の寺、化野念仏寺で仏像を拝見し、竹林を歩く → 祇王寺で新緑鑑賞 → 嵯峨野をうろうろ → 嵐山の天龍寺でお庭と雲竜図を拝見 → 去年、まさかの水没で驚いた渡月橋の様子を見にいく
という、嵯峨野嵐山を上から下へ向かうルートです。
嵐山はこれまた修学旅行のメッカですが、ま、それは仕方ないです。

まずは化野念仏寺。
べてぃの目的は上の写真の仏像を拝見すること。一度拝見したいと思いながら、ちょっと遠いので今まで行ったことがなかったのです。
大抵の仏像は写真不可なのですが、この仏像に関しては外に向けてお堂の入り口があいていて特に写真不可の表示もなかったので、写真撮らせてもらいました。
かなりの美仏。
う~ん。急な坂を頑張って上ってきた甲斐がありました。

墓
でもこのお寺に仏像拝見に来る人はそんなに多くないかも。このお寺で有名なのはここです。
何だか写真を撮るのがためらわれる場所なので、遠慮して遠くから撮った写真なのでよく見えないかも。沢山並んでるのは皆、墓石です。化野の山野に散乱していた無縁仏の墓石を集めてここに配列したものとのことです。手前にうつっている数段重ねのものは墓地の四角の敷地の周囲に置いてある物で、敷地の中には...幾つあるのでしょう?数百はありそうな小さい墓石が同じ方角に向いて並んでいます。
ちょっと怖い...。
水子供養の寺でもあるし、こうやって沢山の墓石という物量で人の死の数を見せられるこの場所は、他のお寺に行くのとはかなり違うものです。

そして驚いたのは、なんとここにも結構沢山の修学旅行生が!ひゃ~!なんで??
きっとこのお寺がこういうところだとは知らずに来ちゃったのに違いない...と、決めつけて終わるのも何なので、一応、中学生男子4人グループに尋ねてみました。「京都は沢山行くところあるのに、何故このお寺に来たの?」と。余計なお世話じゃ、おばはん!!と、思ったに違いないです。はは。
でも答えを聞いて、へぇ~。
「オカルトです」とのことでした。思わず「怖くないの?」と追加の質問 → 「全然」
へぇ~、オカルトなんだ。怖くないんだ....。
世代が違うと感じ方も違うものです。びっくり。
祇王寺
ネットで新緑が美しい場所はどこか調べたら「祇王寺」とのこと。
確かに美しいです。狭いお庭なので、東福寺のあの圧倒されるような緑の海とは趣が違いますが、しっとり落ち着いた大人のお庭。
苔にわ
苔庭の緑も美しい。
きっとここは夏に来てもヒンヤリして気持ち良い場所でしょう。

回ったお寺は二つだけですが、嵯峨野はうろうろ歩いているだけでも気持ちの良い場所です。爽やかな風に吹かれつつうろうろ。


髪
どんどん降りてきてトロッコ嵐山の駅手前にこんなの発見。
「御髪神社」
へぇ~。確か北海道には「増毛神社」というのがあるはず。ここも増毛系でしょうか?これは行って見なければ!ということで、予定外の寄り道。行ってみると小さい神社で、特に説明もないのでどういう神社なのか??ですが、沢山かかった絵馬の文章の半分は「増毛希望」残り半分は「カットが上手になりますように」とか、なので、きっと髪結いの神様がまつられているのでは。
本物なのか、誰かが面白半分で書いたのかはわかりませんが、何枚も重なった絵馬の一番上の真ん中あたりに「ムリのないはんいでいいのでふやしてください。 ブラマヨ小杉」というのがありました。かなだけのために他と違うから目立っていたこの絵馬。本物?テレビで見ている限りではかなり頭の良い人の印象なのですけど。仕事で来たのかなぁ~。それとも誰かのいたずらか?
髪
髪つながりでもう一つ。
実は今回行った中で一番「う~。すごい。」とうなったのがここ、「日本髪博物館」。
祇園にあります。公のものかと思っていたのですが、なんと施設の一階にある美容院の運営だそうです。展示品は上の写真のように、日本髪のカツラとかんざしなど。数もそんなに多くはないのですが、古代から現代にいたるまでの日本髪が並んでます。日本髪って、こんなにバリエーションあったんだ!と新たな発見。
でも何より良いのは見学者が来るとつけてくれるdvdです。おそらくオーナーの方でしょうか、日本髪の美容師さんが解説しながら実際に髪を結う様子を録画したものなのですが、結ってる髪がすごいんです。
浮世絵

襟足の上の髪がこんなに細く長く、ピンと上に向いてる髪。こんな髪、ありえないだろう...。
ほら、浮世絵の中の美人がこういう髪形してるのを見たことあると思います。べてぃはあれば絵師が誇張して描いたものであって、実際にあんな髪形の人がいたはずはない!そもそも人間の髪が重力に逆らって、あんな形に結えるはずがない!と思っていました。
でもそのdvdでは実際にこの髪形をゼロから作って見せていて、あっという間にこの形に。ひぇ~。すごい技術。
最初、頭のてっぺんに全部の髪を束ねたら、あとは櫛一本でこの形に作って行きます。
魔法のような技で、見入りました。

解説によると、この髪は相撲の大イチョウの変形なのだそうです。
確かに大イチョウの後ろがより長く、より細くなってる....でもこんな不自然な髪形、何の目的でやろうとおもったんでしょう?寝るときはどうするんじゃ?
髪
この髪形も作り方見ました。
横に10センチほども張出したこの髪。透けて向こうが見えるぐらいに薄く作るのが良いのだそうです。
張出には毛たぼなど入っておらず、空洞。
今も自髪で曲げを結う舞妓さんのあの髪形は膨らみには毛たぼが入っているので、ま、寝方も想像つくし、風が吹いても問題ないのはわかるのですが、こんな髪で歩いていて風が吹いたら一気に髪型崩壊では?そして箱枕を使ったとしてもこんなに横に張ってたら崩れないのか?とか疑問だらけです。
受けつけの方に尋ねると(その人も日本髪の結える美容師さん)相当の量の油を使って結うので、風ぐらいでは形は壊れません、とのことでした。むむむ。

こういう髪形も歌麿の浮世絵に沢山出てきますよね。絶対に誇張して張りだしを大きく書いてるんだと思ってましたが、実際に目の前で作って見させられると、現実のものなんだ~と驚愕の真実。
目からうろこです。

「実用的」という言葉の対極ですね。
ファッションというものは突き詰めていくとこうなる...という極限の一つの形なのでしょう。
「美しくなりたい」、「人とは違うファッションをしたい」、「あの人には負けないわよ!」...ときそっている内にどんどんエスカレートして、こんなになっちゃったに違いないです。
髪とかファッションに興味のない人には何の価値もない博物館でしょうが、べてぃはいたく感動しました。

スズメ
最後にこれ。
「寒雀」という髪形だそうです。
頭にスズメついてるし~。

フランス宮廷ファッションリーダー、ポンパドール婦人は頭に帆船のせた髪形してたみたいです(チョー重そう)が、のせるのが、ちんまりとスズメのところが、ま、日本っぽくて可愛いかも.....とは思うものの、
見れば見るほど不思議。女の美しく見せたいという欲はいつの時代も果てしないものなのでありますなぁ。
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2014/04/30(Wed) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
京都旅行は祇園、清水寺 二日目は嵯峨野嵐山散策
東寺
東寺の枝垂桜と五重塔。既にほぼ終わりでしたが、ぎりぎりこの桜が見られて良かったです。

この季節に西に旅するのは三年ぶりです。震災直後に岡山に行っていた帰りに寄って以来。比較するとあの年の方が春が早かったのか、新緑が濃かったです。あの年には迫ってくるような迫力があった清水寺の新緑もまだ見頃はもうちょっと先の様子でした。
そして何よりも違っていたのは人の数。あのときは京都駅もがらがら。観光地もがらがらで、どこに行っても人の入らない、新緑の風景を写真に収めることができたわけですが、今年は....すっご~い人、人、人。驚くほどの人の数でした。
ま、自分もその一人なので文句言う立場にはないわけですが...どこに行っても渋谷のスクランブル交差点状態で驚きました。仏像彫ってた時は京都へは年一回は行っていたので、回数は重ねてますが、これほど人が多いのは初。特に外国人の数があまりに多くて、もしかすると観光スポットにおける日本人と外国人、半々ぐらいなのでは。

タクシーの運転手さんに伺うと「桜を見に来た延長で残ってる外人さんが多い。ゴールデンウィーク過ぎて五月後半になると減るんだけど。」とのことでした。
うう。時期を間違えたかも。
ま、今回の旅は岡山に用事があったので、それにくっつけての日程なので仕方ないです。

midori
新緑の名所、祇王寺の緑。

今回の滞在は朝、東京を出て、京都二泊。二泊した後は岡山へ移動なので実質二泊三日じゃなくて二泊二日と言う日程です。
ルートは以下でした。 
一日目:錦市場でおばんざいのランチ→祇園界隈を散歩→清水寺→国立博物館 
二日目:嵯峨野へ 化野念仏時→祇王寺→あたりを散策→渡月橋周辺散策→天龍寺
三日目:朝、東寺

いつものとおり、タクシー観光したりせず、公共交通機関と自力で歩く旅です。
今回は晴天と歩くのにちょうど良い気温に恵まれて、東京とは違う爽やかな風に吹かれながら毎日2万歩、三万歩...ちょっと疲れはしますが、今回のルートは人工的な観光地よりも自然を楽しむルートだったので、歩いている内にエネルギーがもらえる感じでした。

満杯
清水の舞台はこの状態。
わかりますか?舞台はエレベーターの中みたいに人がぎっしり。修学旅行生が8割。
とにかく今の京都は修学旅行生と外国人でぎっしりです。
着物軍団
これも清水寺。拝観受付へ向かう階段です。
べてぃが着いた時、前を歩いていたのは二、三十人はいる全員着物の集団。へぇ~、着物愛好家の集団かしらん?と思って観察すると、何だか様子が変...写真が小さくてわかりづらいと思いますが、羽織りの上に大きなショルダーバッグを斜め掛けにして子供と手をつなぐお父さんとか、南方系アジア顔に金髪で頭にサングラス挿した着物マダムとか、何より全員、幅広階段を一段を一歩で登って行くので、写真中央の人のように、みなさん膝下までふくらはぎ丸出しで大股で歩いて行くのです。
むむむ...。
ま、べてぃだって着なれない着物を着るとこうなるのかも...と思いつつ、あまりの違和感なので速足で追いついてチェックすると、会話は中国語でした。
なるほど。
顔の感じからすると、メインランドじゃなくて台湾?
こんなツアーもあるんですね。とにかく大人も子供も着物着用。観光用の簡単に着られるものなのでしょうが、そんなに変な着物じゃなくて、帯も凝った結びになっていて、ぱっとみると普通の着物を着ているようにみえました。

そもそも一昔前はパッケージツアーで旗立ててぞろぞろ歩くなんて、日本人だけだと言われたものですが、今回京都で見た団体さんは清水寺全員着物軍団を始め、全員ブロンド美少女超脚長軍団など、へぇ~、こういう外国人も団体旅行する時代になったんだ。。。と、改めて思いました。アジア系の人の団体旅行は銀座や秋葉原、新宿でも頻繁に出会いますけど、京都は東洋西洋越えて団体さんのメッカのようです。

清水寺で新緑見て自然のエネルギーを貰おう....な~んて思ったべてぃはアホでした。
余りの人数とうるささに緑を楽しむどころじゃなくて、舞台についた途端に踵を返して次へ。
これに懲りたので、翌日は修学旅行はここにはこないだろう!と思うところを狙ってみたのですが......
続きはまた後日。
2014/04/28(Mon) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
おもろい、かわいいは関西全域共通?
くつべら琵琶湖周辺お寺めぐりの最中に出会った靴べらたて。

山の中なのできっと自分の山でとった竹でつくった自家製です。

つくった人の人柄が伝わる、ちょっと可愛くおもろい細工。

関西で「おもろい」と言ったら大阪のものと思いがちだけど、関西全域笑いのエスプリは人々に浸透してると見ました。

ポスター1駅貼りのポスター。とってもキュート。

可愛いから思わず「何?」と見ちゃう。

東京でも「席は譲り合いましょう」という表示はあるけれど、もっとまじめで厳しいデザイン。
土地が違うと表現も違うもんですね。かわいくてちょっと笑える。良い感じ。

ふぐ
こちらは大阪海遊館の車内ポスター。
あまりの可愛さに京都観光やめて大阪まで行こうか??と真剣に迷いました。
この子たちはフグ??
海遊館のメインは確か大水槽のはず。なのにこの「かわいい」を前面に押し出したポスターは不思議だけど、少なくともべてぃの心はわしづかみ。
階段
烏丸線、四条駅の中の階段。
えら~く長い階段で、上る前に「えぇ~!?いまどきこんな階段ありかい?エスカレーターないんか?」ともらす人沢山。そして途中で一休みしつつ「信じられへん....」とぼやく人も沢山。

そんな人に少しでもサービスしようとしてる?
一段ごとに消費カロリー表示、そして三段ごとに励ましの言葉が。笑っちゃいましたよ。
言葉は上に行くほどおもろい。くくく...と息あがったまんま笑うので余計苦しいけど。公共機関でこれってなかなかやるなぁ。人が多くて上の方は写真撮れなかったので結構人生訓的な段の写真になっちゃったのが残念。
どんな時にも笑いを忘れないのは関西の心意気?
東京とは文化がちがうんだなぁと、街のあちこちで感じる、そんな例でした。

いつも笑いを。良いなぁ。
2011/11/11(Fri) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
季節はずれ?の桜と楓の競演、そして朝顔
桜
東福寺のお向かいのお宅に桜が.....この時期に咲く桜?それとも季節はずれに咲いちゃった桜?
ソメイヨシノよりも小さい花で淡いピンクから白の花が沢山。あまりの可憐さにしばし見とれる。
桜と楓
桜の木の隣りには楓が。まるで春の風景です。
あさがお
こちらは個人のお宅に咲いていた朝顔....いや、もしかすると夕顔?
いずれにしてもこの時期までこんなに立派に咲いているのは珍しいはず。べてぃが京都にいる間はずっと半袖でないと暑い気温でした。11月なのに。きっと今年の気温の状態には植物も面喰ってるんだよね~。でもおかげで紅葉、桜、朝顔と普通は同じ日に目にすることはないと思われる花々を見ることができて花好きにはたまらないわけですが。
朝顔
京都の住宅街を歩くと、古い町屋をそのままに住んでいらっしゃる家もあれば、元は町屋だった敷地に建て替えられたのねと一目でわかる間口の狭い家にも沢山おめにかかります。

そういうお宅には家の前にはお庭なんてないから、プランターに育てたツルものをこんな感じで這わせて楽しまれていたり、道路沿いに鉢を並べて楽しまれていたり、工夫の様子が面白い。狭い場所でのガーデニングの知恵と工夫。庭なんてなくて東京の狭いベランダで植物を楽しむ者としては「おお!同好の士がまたここに。」と、顔すら知らぬ住人とちょっと心が通じた気持ちになるのでありました。

2011/11/10(Thu) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
龍安寺のつくばい
しずく
龍安寺に行った日は雨。
雨の日本庭園は張れの日とはまた違ったなかなかの風情です。

先日の続き。
龍安寺には拝見する仏像はないので何故訪れたのか?目的はこれです。
どなたかのブログで読んで興味を持ったので、一度拝見しようと。
つくばい
これは つくばい。手洗いです。
有名な石庭からぐるり廊下を進んで建物反対側にあります。

実はべてぃが生まれて初めて訪れた京都のお寺は確か龍安寺。その後も何度か訪れているものの、恥ずかしながらこのつくばいのことは知りませんでした。今回入場料と引き換えにいただけるパンフレットに大きく写真が載っているのに初めて気づきました....パンフってもらっても熟読しないんですよね...これからはちゃんと読もう。

この写真では何だかよくわからないかも。遠くからの写真なのでごめんなさい。

真ん中にある水たまりの「口」という文字を上下左右の文字にくっつけて読みます。
まず上は「五+口=吾」
右回りに同じように読むと「我唯足知」→ワレタダタルヲシル。
おお~深い。

これはレプリカのようですが本物は水戸光圀の寄進だとか。
そこそこ年齢を重ねて来て、幸不幸はその人の心の持ち用次第、足るを知ることができるか否かだなぁと思うようになってきたこの頃。とか言っても今尚人を羨んだり、もっと欲しがったりする心を捨て切った境地には程遠いわけですが.....。

「足るを知る」を完結に図案化したこのデザインに感服。

ちょうど一緒になった団体さんのガイドさんの解説によると、つくばいは何で庭にこんなに低いものに作られているかというと、どんなおエライさんでも手を洗う時には自然とつくばって頭を垂れざるを得ない、そんな作りになっているのだそうです。なるほど。ますます深い。






2011/11/09(Wed) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
京都最終日は大原三千院へ
お堂
東京に戻りました。今回の京都は盛り沢山。仏像展の様子も琵琶湖周辺のお寺めぐりも収穫沢山。その話は写真つきでまた数日内に。

昨日は京都最終日。雑誌のグラビア写真で見て以来、一度相対してみたいと思い続けていた三千院の仏様に会いに行ってきました。山の上だから市内平地よりも紅葉は早いはず。既に真っ赤では?とちょっと期待したけど、やはり紅葉にはちょっと早い。代わりに上手に管理された苔と、紅と緑の混じった木々の葉っぱが美しくあたりは雨にうたれた木々の香り充満フィトンチット効果いっぱい。
予想を越える良いお寺です。遠いけど、はるばる行った甲斐は十分ありました。

写真はべてぃの三千院訪問の目的の仏様。お堂の中はカメラ禁止。外からはみなさんバシバシ撮っていたし、お坊様も無言なのでべてぃも撮ってみました。かなり遠くからのズームなので見づらいですけど感じはわかるはず。
今年のお正月にこのブログにのせたべてぃが彫ったお地蔵様の写真もなぜか光の輪が写真についてたけど、今回も....決して意図したものじゃないです。そんな知識もないし。むむむ。何故か後光がさしてる....。
お堂
これが仏像のあるお堂外観。
名前は「往生極楽院」。へ!?往生?....名前にちょっと驚く。

このお堂の中一杯に一枚目の写真の大きな仏様が3体。真ん中が「阿弥陀如来」右が「観世音菩薩」左が「勢至菩薩(せいしぼさつ)」。勢至菩薩は珍しい仏様とのこと。べてぃは初めてお目にかかりました。
お堂内部は線香や蝋燭のすすで真っ黒。でも最近の調査で最初は天井は真っ青な空に天女が舞う極彩色の絵が描かれているのだそうです。拝観順路最後にある宝物館に最新技術でスキャンして判明した極彩色の絵が展示されています。名前のとおりこのお堂は「往生した後に行く極楽浄土」を表現したもの。だから空は真っ青なんでしょう。

イタリアのシスティーナ礼拝堂の壁画、修復作業終了直後に見ました。真っ青な空にたくさんの聖人が描かれています。素晴らしい絵画なのですが、くっきりはっきりぴかぴかで、今日描きました~みたいで、正直がっかり。歴史を超えてきた芸術品の場合はすすをかぶり埃をかぶった古色蒼然としたものの方が見てありがたく感じるのは何故?三千院のお堂はすすでカバーされていることによって保存効果があるから洗浄はしないとのことだったけど、技術が進んですす落としても保存できるようになったとしても、今のままにしていただきたいと思うべてぃでした。

話は戻って仏様。両脇の二体が「大和座り」と呼ばれる正座のような座り方をしています。普通仏様は結跏趺坐。ま、あぐらですね。へぇ~、正座してるんだ珍しい!と思ったら、実はこれは正座じゃなくてそもそも座ってない。正座から立ち上がる時の形でお尻は既に浮いていて、衆生を助けに今すぐ行くという姿なのだそうです。
これはお坊様から伺った話。

そう。このお堂では人が集まった頃合いを見計らって「お坊さまはもしかすると吉本興業からの派遣ですか?」とお尋ねしたくなるような爆笑説法が始まって主力は推定70代の参拝者もれなく笑い転げる。
お題は「死後、極楽浄土に行くにはどうしたら良いか」。
おお~、知りたい!!

極楽に行くにはどうすれば良いか?
→話を要約すると、自分が望むかどうか。誰でも行きたい人は極楽に行ける。行かないと選択する人は行けない、だそうです。
これぞ仏教!一神教とは違って色んなものを受け入れる、懐深くおおらかな宗教=仏教 であるよ!とべてぃは納得。....○○しないと地獄に落ちるぞ!と子供に言うこと聞かせるのと同じような脅し的宗教はあまり好きではないので。

三千院へのアクセスは直行バスも出ているけれど、市街地を抜けるのに時間がかかるから、地下鉄とバス併用がお勧めです。
烏丸線終点の「国際会館」まで地下鉄で行って、「19番」のバスに乗って大原下車。後は徒歩で。
京都駅から地下鉄20分、バス20分、徒歩15分ほど計1時間程度ですが、国際会館と大原の間のバスは本数が極少ないです。現在紅葉シーズンダイヤになっているので一時間に3本。観光シーズン以外は一時間一本。このことを頭にスケジュールを組めばそんなにアクセス悪いわけでもないですね。
支払は一日バス&地下鉄共通カード1200円が絶対にお得。バス代が結構かかるので、三千院往復+地下鉄一回乗ったら元がとれるので。
いや~ぁ。また行きたい。



2011/11/08(Tue) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
琵琶湖周辺、11面観音探訪の旅
昨日は仏像彫刻教室の先生と関東地区の生徒の内希望者でツアーを組んで一路琵琶湖周辺のお寺めぐりへ。

初の写真なし記事です。ホテルのレンタルパソコンなのでうまく写真がアップできない~。写真はまた後日。

べてぃが習っている先生は仏師の川村先生。関東支部の支部長なので参加にはたくさんの教室が。今回京都へこられた中から希望者8名が先生と一緒に行きました。新幹線、在来線を乗り継いだ後はタクシー半日チャーターで山あいに点在するお寺をめぐります。
町の様子を見てもかなりの過疎地域。お寺も維持ができないようで、閉じられたお寺の仏像が町の宝物館に集められていたり。今までたずねてきた観光寺院で仏像を鑑賞するのとはまったく違う趣の旅でした。
それにこういうところにこんなお宝がたくさんあったんだ....という驚き!!
見事な仏像にたくさんお目にかかれました。

あ、そろそろ出かけねば。
続きはまた。
2011/11/07(Mon) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
東福寺の紅葉は色づき始め
も
再びin京都です。
半年ぶり...かな。4月末、岡山広島滞在から東京へ戻る途中に立ち寄ってガラガラ&新緑の京都を満喫して以来。
今回の目的は勿論、仏像彫刻展です。一応自分の作品も出品したので。
今日は作品搬入日。
展示会本番はカメラ禁止。でも搬入日だけ、それも出品者に限りカメラ可なので今年は搬入日から自分の作品もってやってきました。はるばるきた甲斐はある作品がいっぱい。その話はまた後日にでも。

早く目が覚めたので昼前に京都着。搬入時間までにまだまだ時間があるのでまずは東福寺へ。
あの新緑はその後どうなっているのかしらん.....。
ネットの紅葉予報では東福寺は色づき始めとの情報でした。
そう、正しい。
全体は濃い緑の海。ごく一部だけ写真のように緑から赤に変色しつつある途上の葉がある程度だけど、東福寺のかえでのエネルギーはやはり季節を問わず圧倒的です。今日は平日というのもあり、人でも少ない....とは言っても震災後のあのがらがらと比べると人口密度高いけど。でももう少しすると渋谷の交差点みたいな状態になるので、紅葉は少なくてもちょっとずらして今の季節に訪れるのは正解かもわかりません。

春はピンクのハートだったカエデの種はこんな風に変身。風さえ吹けばいつでも飛んでいって子孫残すぞ~って状態です。
もみじ
2011/11/04(Fri) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
不思議看板京都編:半眼治療専門ドクター育成?
不思議看板
今回の旅では岡山、広島、京都、それぞれに東京では見かけない不思議な看板をいくつか発見。べてぃは看板評論家じゃないので特に注目してるわけじゃないのに、結構面白い看板ってあるものだということに気付きました。石垣だけじゃなくて看板にも目覚めたかも。
中でもイチオシ、ダントツ面白看板は京都で見つけたこれ。

ぶ、ぶつがん?
ぶつがんって何?
魚眼なら知ってる。魚眼レンズ。でも仏眼...って。

もしかすると仏像見過ぎて半眼になっちゃった人を専門に治療するお医者さんなんて京都にはいるの?ここはそのドクターを育成してる学校ってこと??べてぃもこの調子でいっぱい仏像見てるとその内「仏眼」っていう病気になっちゃうのかしらん??そりゃ困るなぁ...と、見れば見るほど不思議がつのる。

鴨川近くの道でタクシーつかまえようと見上げた時に目に飛び込んできた景色です。
うむむ。おもしろすぎる...と思って写真撮ってみました。
いやぁ楽しいなぁ。
京都にあるのがよろしい。仏眼専門医が必要になりそうなのは京都か奈良か鎌倉ぐらいだもんね。
それにしても何でこの名前?

今日は月に二回のお楽しみ、仏像彫刻教室の日でした。べてぃは震災の日以来お休みしていたので久しぶり。べてぃがいなかった間も皆さん着々と作品を進めていらして、一人取り残されてました。ま、プロの仏師になるわけじゃなし、趣味だから自分のペースで進むんで良いんですけどね。未だに会社員の癖が抜けず、取り残されるとちょっと焦る。そしてべてぃがいなかった間、教室は静かだったよ~と、複数の人に言われました。う。もしかするとべてぃ、うるさい?かもね。皆さん、静かなんです。仏像彫刻やる人達だからね。そんな中でべてぃは一人異色の存在みたいです。はは。
4月入会の生徒さんもいらして、事務局情報によると何と教室は満杯の上にウェイティングも2名いらっしゃるとか。先生、大人気。
2011/05/08(Sun) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
植物にはハートがある:その3
カエデのハート
久しぶりの「植物にはハートがある」シリーズです。確かブルーベリーの葉、ホウレンソウの双葉に次ぐ第三段。

端がほんのりピンクに染まった初々しい緑のハート。
かわいい。
これ、何だかわかりますか?

ヒントとしてもう一枚写真を。
カエデの花

答えはカエデの種。
ええ~っ??カエデって木。木に種なんてあるの??とか思ったあなた。松ぼっくり、どんぐり、しいの実も木になる種だわよん。写真は東福寺の緑の海で沢山撮った中から厳選した写真です。この絶妙な色合いが見とれるほど美しい。

下の写真の丸いのは蕾。開いて雄しべがツンツン外にでているのが花。
実はべてぃも蕾や花をこんなにじっくり見たのは初めてです。種はもっと成熟して黒っぽくなったものが地面に落ちてる様子は見たことあるけど。ほんの3ミリぐらいの大きさの花だし、木だから目の前で花を観察する機会はあまりないのでね。東福寺の場合、色々な場所で手でさわれる高さでカエデの枝を観察できるので、こんな写真をとることができました。
この可愛いハートの形は散る時にくるくるプロペラ状に旋回して、できるだけ遠くに飛んでいけるように進化したものだったはず。自然の造形は美しい。そして美しいだけじゃなくて機能的に意味があります。できるだけ遠くに飛んで少しでも自分の遺伝子を沢山残そうと進化の結果がこんな形になるなんて。
ステキ。
日本人もどんどん脚長になってるのはそういうこと?あ、それは違うか。

2011/05/06(Fri) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
突如、石垣に目覚める
渉成園
4月29日、ゴールデンウィーク初日のこと。
さすがに29日はホテルも満室。それにこれ以上畑の準備が遅れては夏野菜の植え付けができなくなるので、京都を旅だったべてぃです。早い時間に帰って、恐怖の冷蔵庫のお掃除しなきゃ、夕ご飯つくれないもんね...とアサイチで帰るつもりだったのに、起きてみると前の日までの曇り時々雨の天気とうって変わった晴天。うむむ。こりゃもう一か所寄ってから帰ろうかぃと、またまた予定変更。予約もなにもない一人旅はこういう所がよろしい。
上り新幹線はネットでチェックすると満席の便はゼロの模様だし。

観光案内書で貰った地図を見ると、歩いてすぐそばに「渉成園」という文字が。
「しょうせいえん」って何?
フロントの人にお尋ねすると、「入場料のかかるお庭」との回答でした。この回答もちょっと不思議なんだけど、まぁ入場料がかかるってことはお金払っても入りたい人がいるお庭ですねと解釈して、そこに行くことに決定。
行ってみてわかったのですが、このお庭は東本願寺の飛び地のお庭なんだそうです。広大な敷地に琵琶湖疏水から水をひいた大きな池と贅を尽くした書院造の建物や茶室など風情のある建物がいくつか建っています。池をぐるり取り囲むのはカエデを中心とした新緑。池の水は顔が写りそうなぐらいに透き通っていて、本当に美しい庭園です。
渋いお庭には修学旅行の生徒くん達は来るはずもなく、ゴールデンウィークの初日と言えども園内にいるのは外国人のお客様の接待らしき方と数組のご年配のご夫婦、そしてべてぃ。新緑のお庭を堪能しました。きっとああいうお庭は人が多くてざわざわしている中と静かな状態で拝見するのでは見え方も違うはず。ラッキーです。

お庭全体素晴らしかったのですが、べてぃが違う意味で目を奪われたのはこれ。石垣。
今まで全く注目してなかった石垣。よくこんなに大きな石を運んできたものだ!とかどうやって載せたんだろう?とか思うことはあっても、アートな存在としての石垣には全く注目してませんでした。

でもほら、この写真の石垣、すごくないですか?渉成園の中の石垣です。色んな形の石を無造作に組み合わせたように見えて、ちゃんと全体のバランスをとって積み重ねたこの造形。きっと素材はこの石垣のために切りだしたわけじゃなくて、残り物か廃品かを組み合わせて作ったいわゆるリメイクの石垣だと思われます。よくこんな細工に挑戦しようと思ったもんだなぁと感心しました。それに美しい。同じ形に切りだした石を整然と並べた石垣は権力の象徴。それはそれですごいけど、あまり美しい物としては見てませんでした。大体べてぃの好きなものは左右対象とかまっすぐとかじゃない、いびつなんだけど絶妙なバランスのもの。今回京都で新しいタイプの石垣に出会って、いきなり石垣に開眼。
この写真では表面の凹凸とかいかに絶妙に組み合わされているかがよくわからないけど、実物はすごいです。
組み合わせ、どうやって考えたんだろう?
べてぃは着もののリメイクで洋服や小物を作る時、この石垣のように色んな素材や柄の布を組み合わせて作るのが好きです。でも組み合わせをどうするか、考えるのは面白いけど大変。これだ!と思う組み合わせができるまで何日も床に並べた状態で暮らすので、組み合わせ考えてる間は部屋の掃除もままならず、これだ!と思えず時間がかかるといやになってくる。きっとこの石垣組んだ人も同じように腕組みしながらう~んとうなりつつ、地面に石を並べて組み合わせ考えたに違いない。ちょっと親近感感じるなぁ。
古いものだから、きっと構造計算なんでされてるわけないし、耐震性は大丈夫なのか?とか思ったりもするけれど、ずっとこの形で時を経てきているんだから、美しさだけじゃなくて強度の面でも絶妙なバランスで成り立ってるんですよね。いやいや、京都の石垣恐るべし。
かえで
渉成園のカエデ。最高に美しい。京都最終日にお日様さんさんの新緑写真がとれて幸せでした。
2011/05/04(Wed) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
清水寺→六波羅密寺→東寺
緑にうかぶ
京都3日目。4月28日のことです。
ガイドブックも持ってないので、まずは京都駅の観光案内センターへ。そして「清水寺周辺で仏像を拝見できるお寺はありませんか?」とお尋ねすると「六波羅密寺」という答えが返ってきました。
六波羅密寺....うむむ、渋い。
地図で確かめると確かに清水寺からすぐ近くです。それに行ったことない。
この日は清水寺と京都に行くたびに欠かせない東寺に行くことは決めていたので、清水寺→六波羅密寺→東寺 というおおまかなルート決定。

まずは京都駅から清水寺の下までバスで。バスがなかなか来ず、30分近く待ってたのでバスを降りると結構良い時間。なので参道下のうどん屋さんでお昼。べてぃは西の生まれなので未だに東京風の濃くて甘いお汁が苦手です。最近讃岐うどんのチェーン店が東京にも沢山できてうれしい。京都のうどんは香り高いお汁と讃岐に比べるとふにゃふにゃした麺で讃岐うどんとはまた一味違うけど、お汁が美味しいので好きです。この日は卵とじうどんでお昼。
お昼すんだら坂を上がる。
この程度の坂を坂だと思うようになったら年とった証拠。結構辛い。でもたどり着いた先は上の写真のような絶景でした。まるで緑の海に浮かんだような清水の舞台。
京都の天気は変わり易い。しばらく晴れたと思ったらどんどん雲が寄せてきて、強い風に名残の桜が音をたてて散る。そして一気に雨。様々な緑をバックに散る花弁を眺めつつ、体全体で空気の動きを感じる。自然の美しさは目だけではなく、皮膚を含め体全体で感じるものなんだ!と気付きました。べてぃが海好きなのはきっと風があるから。皮膚で感じるものが多いからに違いない。こんな簡単なことに今まで気づきませんでした。

しばし全身で山と寺の美を味わった後は坂の途中のお店をチェックしながらぶらぶら六波羅密寺へ。
今回お尋ねしたお寺はどこも応対の方の感じが大変良くて説明も丁寧。それに流石関西の方々。チャンスがあれば冗談とばしたりして良い感じ。そんな中でこの六波羅密寺だけは受け付けのおじさんおばさん、何だかご機嫌悪くて怖かったわぁ。何か粗相でもしたっけ?と自分を振り返ったけど思い当たる節なし。拝観料は700円(あれ、600円かも)宝物館の仏像は点数ごく少数だからかなり高い印象。東福寺の2000円に比べてもかなり割高。
でも教科書で誰もが見たことのある空也上人の像を初めて生で拝見しました。
ほら、あの口から針金でつながった小さい像がぼぼぼぼぼぼと出てる像です。
「南無阿弥陀仏」の一文字ずつを像で表現。そのアイディアがすごい。彫刻としてもすごいんだけど、なにせ展示に工夫がないのが惜しい。他にも地蔵立像など良い仏像があるんだけど、ただガラスケースの中に一列に並んでるだけの上に、ケースの位置が高いから仏像をかなり見上げる形。空也上人像などはもっと上の角度から見せてくれたらその良さがわかるのになぁと思った次第です。

この日最後は東寺。大通りまで出てタクシーで。
東寺講堂にはハンサム仏帝釈天もいるけれど、去年行った時に出会いを感じたのは金堂の月光菩薩。目が合うのよ。気のせい?金堂にはご本尊である薬師如来と両脇に日光菩薩、月光菩薩。日光月光はよく似てるけど、日光菩薩とは目があわない。月光だけ。前回そう感じたので今回はどうか...とじっと見る。やはりじっとこちらを見ていらっしゃるような。目と目で通じあう~って歌もあったけど、何だか特別な感じがするのです。
またお会いできて良かった。

曇りの上に夕方5時ごろの写真なので鮮明さがイマイチですが、東寺のお庭は名残の桜と新緑で美しい。
東寺
五重の塔の近くにある立派なしだれ桜は7割ほど散ってしまったけど、良く見るとこんな可憐な花が残っていました。桜とカエデの緑と五重の塔。
東寺の塔と桜
2011/05/03(Tue) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
南禅寺→永観堂→広隆寺 
南禅寺三門
京都滞在二日目は天気予報は曇り後雨。でも朝起きたら晴れてる!前の日の東福寺で味をしめたべてぃは、この後天気崩れるならまずは晴れてるうちに新緑を味わえる場所へ行こう!と小さい脳味噌の中のデータベースを検索。で、思いついたのは朝の内に南禅寺→永観堂→午後は今回の京都途中下車の最初の目的である広隆寺をじっくりというルート。広隆寺は宝物館の中におわす仏像との対面が目的なので、雨が降ってもノープロブレム。

写真は南禅寺三門。石川五右衛門の絶景かな絶景かなの舞台です。門を入って内側から撮った写真。
4月28日。相変わらずがらがら。八重桜と新緑のカエデと三門が美しい。この写真も人間は入ってません。べてぃ三門独り占め。うひゃひゃ。
疏水
三門からてくてく奥へ歩いて行くとテレビで良く見たこの場所へ。
じゃんじゃんじゃ~ん。と音楽が聞こえて来そうな琵琶湖疏水流れる水道橋。京都舞台の火曜サスペンス劇場では何故か必ずこの橋の下で謎解きが行われる。ま、素敵だもんね。新緑のカエデと水道橋。美しいです。

この後べてぃは一度お目にかかりたかった仏様のいらっしゃる永観堂へ。南禅寺からは近いからね。お天気も良好。それに永観堂は紅葉のお庭で有名。新緑も美しいに違いない。てくてく。
しか~し、残念ながらこの日は全国から門徒の方々が京都永観堂へ集結。法要が行われていたため、一般人はお庭は散策できるものの建物内への立ち入りはできませんでした。残念。でもお庭からでもちょこっとお姿見えました、見返り阿弥陀様。
「永観、遅し!」と振り返られた阿弥陀様の姿を像にしたものです。
でもちっちゃいのよ。
お堂の外から見るとよくわからない。それに今回の旅で仏像拝見するとは思ってもいなかったべてぃは拡大鏡なんて持ってない。で、カメラでズーム。で、やっとお姿拝見。うむむ。しかし良く見えない。それでなくてもお顔が後ろ振り返ってるんだもん。正面の遠くからカメラでズームじゃお腹はわかるけど顔は見えないのですなぁ。残念。でもお庭は素晴らしかったです。予想以上。お庭を散策するだけでも十分に楽しめました。見返り阿弥陀はまたの機会にお姿近くで拝見しましょう。また来るね。

そしてその後は広隆寺へ。
この日べてぃは地下鉄一日パスというものを買ってみました。一日乗り放題で600円。京都の地下鉄は初乗り220円。3回乗ったら元は取れる。しかし本当にこれが得なのかは?でもま、一回やってみようということで初めて乗り放題パス購入。京都の観光はお金使って良いならやっぱタクシー。全域網羅してて観光地近くまで行けるのはバス。京都在住の友人によると京都はバスよってことでした。でもバスは結構待たないと来ないことが多い。結論的には地下鉄、バス、タクシー状況に応じて混ぜて使いこなすのが良いような気がします。でも特に急ぐわけでもない一人旅なので、新しいことを試してみようと、この日は地下鉄パスで地下鉄だけで移動。お陰でこの日の歩数は2万歩。でも京都は歩いても苦にならないのです。
ホテルは京都駅すぐ近くなので、起点は京都駅。→南禅寺最寄り駅は「蹴上」→永観堂へは徒歩で往復し「蹴上」へ戻る→広隆寺最寄り駅「太秦天神川」そこから徒歩15分ぐらい→京都駅 なので600円の元はとったけど、結構歩きました。

広隆寺訪問の目的は弥勒菩薩に会うこと。
宝物館には修学旅行の高校生数組と中高年のご夫婦などが何組か入れ替わりながら来られましたが、やはりすいてました。広隆寺の宝物館は仏像が沢山。教科書で誰もが見たことのある、聖徳太子の像などお宝いっぱい。その一番奥中心に弥勒菩薩像。何度見ても美しい。弥勒菩薩の前には畳みじきのいすがあって、靴を抜いて正座して弥勒菩薩と相対することができるようになってます。勿論、靴脱いでしばらくすわりこんでたべてぃでした。
実はこの宝物館に来る楽しみは弥勒菩薩に会うことともうひとつ。弥勒菩薩の向かいの巨大な立像、不空けん策観音。しまったボディと美しいお顔が素晴らしい。等身大以下の仏像は細工も細やかで美しいものが多いけど、サイズの大きい像は大味なものが多い中、あのサイズの巨大な仏像であの美しい造形のものは少ないような気がします。しばし見とれる。

京都訪問二日目もこうやって満足満足で終了したのでありました。
そして目的の弥勒菩薩には会えたものの、こんな人の少ない京都を味わう機会なんてもう2度とないかも...と思うと去るに忍びない。最初は一泊の予定だったのが1日1日延長して結局3泊の旅になったのでありました。そんなつもりじゃなかったけど、毎日ネットで空き部屋はあるか?と確認しながら延泊をお願いすると、ネット予約の特別単価は毎日下がって行くのに唖然。空室のままにしているよりも単価下げて直前予約の客を入れた方が良いからですよね。べてぃは安く泊れてラッキーでしたけど、ホテル側としては大変です。

2011/05/02(Mon) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
新緑の京都に別れを告げて
緑の重ね
新緑の京都は本当に美しい。もう一日...と滞在を伸ばして今日に至りました。でもさすがにもう帰らなきゃ。後ろ髪ひかれながら東京に戻ります。
昨日は震災で亡くなられた方の四十九日。ご冥福をお祈りします。
べてぃは東寺の仏様たちに、日本をおたすけくださいとお祈りしました。

実はまだこのブログでお伝えできていない訪問先やエピソードなど沢山あります。
東京に帰ってぼちぼちアップして行きますね。
さぁ、荷物まとめて早めに東京へ。明日から計画停電なるものが行われるらしい...じゃ、ブレーカー落として使用電力ゼロにして家を離れよう!と決めて、出発するまでたったの半日。冷蔵庫の中身は捨てたものの拭き掃除している時間なんてなかったから...冷蔵庫がどんな状態になってるのか考えると、ちょっと怖い。帰ったらまずは冷蔵庫の掃除だ!愛する畑の様子も見にいかねばね。

ネットで見ると今日の登り新幹線はがらがらだみたいだから、途中で富士山が見えるのを期待して山側窓際の席をとりましょう。

富士山、お姿見せてくださいね。

2011/04/29(Fri) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
東福寺、特別拝観
通天橋
東京を離れて一月半以上。いくらなんでももう帰らねば。そう思っている時にお友達から「京都にお庭を見に行きます」というメールを貰いました。それ以来、無性に広隆寺の弥勒菩薩にお目にかかりたい!そして長い年月日本を見守って来られた弥勒菩薩に国家安寧をお願いしたい!と思うようになりました。何故他の仏様じゃなくて弥勒菩薩だったのかは?何となく頭に浮かんだんです。で、やっと重い腰をあげて広島を離れ、昨日京都へ到着。

天気予報は雨。なので広隆寺に行って宝物殿を拝見したらそれで京都を離れようと思って広島をでたのだけど、着いてみると晴れてる。快晴とは言えないけど、お庭拝見には快適な気温と空模様。むむむ。宝物館に入ってしまうのは勿体ないかも....と思いなおし、駅ビル二階の観光案内センターへ。ここは便利。色々なパンフがあるし、ネット検索も可。そしてずらり並んだ京都通の方々が色んな相談に乗ってくれる。
そこでただ今東福寺が4月16日から5月15日まで特別拝観中だということを発見。
おお!東福寺の市松模様のお庭、見たかったのよ。でも未だ行ったことないお寺の一つ。これは行ってみなよと天の声か?ってことで早速プラン変更。滞在を伸ばして広隆寺は明日にして、まずは東福寺へゴー。

特別拝観は東福寺の場合、春は例年3日間だけだそう。でも今年は特別に長く一月。
べてぃがずっと興味を持っていたお庭はいつでも見学可です。特別拝観は三門と東福寺所蔵の国宝である書画と仏像。全部セットの拝観券はなんと2000円。うむむ。未だかつてここまで高い拝観料は払った記憶なし。でもお庭と三門は見たいなぁとか、合計していくと2000円超なので、奮発して払いましたよ2000円。で、結果としては価値はあったね。
東福寺、すばらしい!

三門の中には大きな釈迦如来像とそれを取り囲む16羅漢像と天井絵。昨年秋の特別拝観で知恩院の三門の中を拝見しましたが、仏像のお顔も似ていて全体は同じようなつくり。しかし全く違うのは知恩院の方は新しいから、色鮮やか。東福寺のものはものすごく古いので天井画はかすかに見える程度だし、仏さまも古びた味わい。べてぃの好みとしては断然東福寺三門が好き。座り込んで凛々しいお顔の釈迦如来像をじっくり拝見しました。そして日本をお救いくださいとお願い。太陽光をさえぎり、わずかの照明だけで巨大な仏像と相対す。何だか会話ができそうな気になります。

ただ今京都はがらがら。いつ来ても人の波がうねってる京都駅はすかすか。そして観光地もがらがら。こんなに新緑が美しい季節なのに。お陰で三門の中でべていは釈迦如来像と二人っきりで相対していた時間が相当ありました。それに写真とっても人が入らない、上の写真、人間ゼロです。こんな写真が撮り放題なんて、あり得ないですよね。京都には何度も来ていますが、桜の頃、紅葉の頃、新緑の頃は観光シーズン。いくら平日と言えども景色や建物じゃなくて、人の頭を見に来たんだっけ?という状態が普通なので、驚きです。
観光パンフの定番、通天橋はこんな感じで緑の海に浮かんでいるよう。ちょっと光量が足りないのであまり鮮やかな緑にうつってませんが、肉眼には本当に美しい緑の海。来て良かった!!
新緑
緑のカエデの美しさは重ねの美。日本の美です。東福寺滞在3時間。ほとんどは緑鑑賞。
市松の庭
そして一度見たかったお庭がこれ。東福寺は広いのでお庭は沢山ある中の一つ。昭和13年にできたもので伝統美とモダンな要素の融合の美。緑の部分は苔です。今年は寒いから苔の緑はもうちょっと先の方が美しいですね、きっと。でも充分素敵なお庭でした。

べてぃがいるのは京都駅すぐのホテル。ネットで見ると今夜も明日も空き室あり。おまけに昨日まではなかった直前割引部屋なんてものも掲載されてます。バカ安。ゴールデンウィーク中も平日は空き室あり。ひぇ。あり得ない。皆さん、京都は良いです。東京も外国人観光客が減ってるみたいですけど、京都も激減しているように見えます。いつも混んでる京都を楽しむチャンスですよ。こんな時だからこそ、日本人が色んな観光地に遊びに行って日本を盛り上げなきゃ。ね。

2011/04/27(Wed) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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