新年は釈迦如来坐像から
光2012年が始まりました。

昨年はあまりに辛いことが多く、大震災の被害は大したことはなかったべてぃですら、気持ちの晴れない日々が続いた一年でした。

新しい年は去年とは打って変わって明るく幸せな年になりますように。
祈りをこめて、ブログ新年最初は昨年一年かけて彫った釈迦如来坐像でスタートです。

去年のお正月にのせた地蔵立像と同じく、今年も仏像写真は光の玉に満ちていてびっくり。
カメラに詳しくないべてぃにはそんなテクニックはないので、仏像を撮るとありがたい光が写り込むのであると信じておきましょう。

今年は良い年になるよ!と釈迦如来からのお告げだと。

横横から見るとこんな感じ。

この仏像は7つのパーツから構成されています。
本体、光背、そして仏像が座っておられる台座は5つのパーツを重ねたもの。

ちなみに光背を背中に背負ったみたいになってますが、これは別に倒れちゃったわけじゃなくて、こういうものです。仏像を横や後ろから見る機会はあまりないから。光背はちょっと前倒しになってます。でも本当は光背と仏像はもっと離れているはずなんだけど、実はインターネットの材木屋さんで買った材料(木曽檜)の蓮台のサイズがどうやら小さかったらしく、こんなバランスになっちゃいました。全パーツ分、まとめて買ったキットだったのに。良い加減だなぁ...。一時は仏像がはみ出すんじゃないか?と思ったけど、調整して何とかこのバランスに。
本当はもう少し背中と光背の間にゆとりがあるはずです。

仏像彫られてる皆さま、キットの材料は買った段階でサイズよく確認しましょう。

全体正面から見るとこんな感じ。

先生によると如来は厳しい顔をしていないといけないのだそうな。
この像は如来、それも釈迦如来なので、「厳しい顔、厳しい顔」とぶつぶつ言いつつ彫ってみました。本人的には最大限厳しい顔を目指したつもりなんだけど、はたして厳しい顔に見えるか?

顔のある彫刻は面白いもので、何故か自分に似てくるのですよ。
それは「自刻像」と言って、下手な証拠らしいけど。日常のあれこれつかまえては大笑いしてるべてぃに怖い顔した仏像彫るのはえらく難しいのでありますなぁ。
先生には何度も「あんたのはニタニタ仏だ」とけちょんけちょんに言われているし。
顔
仏像本体をアップで。
似てる?似てるかも....。

今年も一年、宜しくおつきあいくださいませ。

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2012/01/02(Mon) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
琵琶湖北部、仏像探訪の旅
深山幽谷
深山幽谷......タクシー降りると目の前に広がっていたのはこんな風景でした。
行ったのは11月6日。
京都から米原まで新幹線で。在来線に乗りついで降りたのは木之元の駅。総勢8名は3台のタクシーに分乗して出発です。
行った先は 黒田観音寺→己高閣、世代閣→石道寺→医王寺→向源寺(観音の里歴史民俗資料館) →帰りは高月駅からJRで。10時前に京都駅出発。戻ったのは4時半。
短い時間で美仏に沢山お目にかかる旅でした。
タクシー代は一人3700円。

まずは最寄りの黒田観音寺へ。

仏像教室の先生が先導のツアーなのでま、朝の集合時間に間に合えば後は先生について行けば良いもんね~と気軽なべてぃは何の予習もせず、おまけに実は滋賀県に足を踏み入れるのは人生初。
タクシー降りた途端に口から出たのは「もしこのツアーに参加しなかったら、一生ここに来ることはなかったです!」駅からそんなに離れてないのに、あたりは深い山の中の景色で思わず...。
それに目の前のお寺は今まで仏像を拝見してきた観光客が沢山きて潤っているお寺とは全く別物。べてぃの生まれ故郷にあるような、山の中の本当に小さな古いお寺です。

この場所のこのお寺にわざわざ見に来る仏像がある?と疑問が。
ところが厨子を開けていただいて現れた仏像は何と美しく、立派なものであったことか。
驚きました。

kannnonn
べてぃが注目したのはこの腕のバランスです。
腕がいっぱいある像って多くのものは蟹みたいに背中に放射線状&平面的に腕がついているものが多いです。

博物館の陳列だと時々後ろを見ることができるので観察すると、背面はどう見ても蟹にしか見えないくてちょっと興ざめ。

こんなに沢山腕があるのに、絶妙なバランスで一つのボディに沢山腕が生えてる様子を表現しているという点において、今までべてぃが見た仏像の中ではナンバーワンです。
腕一本一本の完成度が高く、トータルでのバランスもベスト。

実はこのお寺は普段人がいらっしゃらないのか、この仏像を見せていただくには事前に連絡して予約が必要。その時間だけお堂をあけて待っていてくださるようです。大きい像なので簡単には運べないけど、セキュリティ面は大丈夫なんだろうか....?と他人事ながら不安になります。
そういう環境にこんなお宝があるとは。驚きでした。

黒田観音寺は仏像一体のみですが、初っ端から予想をはるかに越える収穫に、次への期待をふくらませながら次へ。
「己高閣・世代閣」。なに?結婚式場にでも行くのかい?と思ったけど、この地域の維持できなくなったお寺の仏像を集めて展示する施設なのだそうです。重文を含む20対ぐらいの仏像を拝見することができます。中に「ん?こんな顔した仏像ってあり??」と皆で目がテンになったものも。ヘタなわけじゃなくて、日本中に沢山いるどっかのおじさんそっくり...写真撮れずに残念です。

次は石道寺。
こちらの仏像は重文の十一面観音。優しいお顔。

一寺あたりの仏像の数が少ないのでどんどん進む。予定の帰りまで時間が余りそうだということで、予定追加で近くのお寺をもう一つみていこうと、タクシーの運転手さん経由タクシー会社に拝観予約してもらって医王寺へ。

医王寺、予定外だったのに行けて良かったです。先生もご存じなかった美仏が。
厨子を開けると一同ほほぉ~ぉ。
衣の表現とか体のバランスがすばらしい。ネットで探しても写真が出てこないし、先生の情報にも入ってなかったけどなかなかの彫刻です。ただし全身に虫食いが激しく、仏像本体のサイズに対して後ろ光背がえらく小さい。立像と光背がほとんど同じぐらいの高さなんです。先生によると虫食いは廃仏毀釈の時代に野ざらしにされた仏像なども沢山あるから、古い仏像は虫食いのあるものも多いとか。そしてバランスの悪い光背はおそらく後で作ったものだろうと。なるほど。

きっと光背がないんじゃ仏様も気の毒だってことで、檀家の人がお金出し合って、緊縮予算の中で精一杯のサイズの光背を作られたのでしょう。仏像を通してその土地、時代の歴史を想像するのもこういう旅の楽しみの一つです。

今回ご一緒した方は先生はじめ仏像彫刻歴うん十年のみなさん。
仏像見ても専門用語が多くて、べてぃにはさっぱり??どうしてもお尋ねしたいことは質問。その結果わかってきたのは、現存する古い仏像はオリジナルで完品のものだけじゃなくて、体のパーツどこかを後の時代に付け替えられたものが多いのだそうです。
それも元の形に修復したわけじゃなくて、オリジナルと違うものに変更してたりするものも。
先生は仏像見るときは必ずライトをあてて目玉確認。べてぃには??ですけど、見たら目は特にオリジナルかどうかわかるようです。へぇ~。

ここでお昼も過ぎたので最後&今回のツアーのメインの目的地「向源寺」隣りの茶店でお昼ご飯を。
ここから高月の駅までは徒歩10分ぐらいなので、タクシーとはお別れです。
けやき
お店の前のケヤキ。苔むす幹のあまりに美しい姿にしばらく目が釘付け。いつからここに.....?そばにいると木の放つ良いエネルギーがもらえそう。そんな佇まいです。

お昼ご飯の後は向源寺隣りの「観音の里歴史民俗資料館」に。
kannnonn国宝の十一面観音。

この像は後ろも重要な鑑賞ポイントなので360度ぐるりと回ってみられるように展示されています。

教室で前の席に座られている先輩が、ただ今この像を模刻中。頭11個もあるんですよ。大きい頭一個に小さいい頭10個をバランスよく配置....苦労されてます。ううう、大きすぎた....とか、時々苦悶の声が。
模刻の対象になるぐらい有名で美しい像。本物は写真よりもずっと美しいです。写真だとどうしても顔をじっと見ちゃうけど、この像の美しさはボディ。ちょっとくねらせた体の流れるような角度とバランス。正面よりも斜め、後ろからのボディの見事さは他にないです。

ちょっとミケランジェロのダビデ像のあのボディの感じに通じる。

先生の解説によるとこの像の下がってる右手はオリジナルじゃないのでは?とのこと。何故なら台座に錫杖の穴が。つまりオリジナルは錫杖をもっていた手だったはずなんだそうです。うむむ。言われなきゃ台座の穴にも全く気がつきませんでした。今回見た仏像のかなりが後の世の人の手が入ったものになっているようです。いやいや、何事も知識のある人と一緒に行動すると勉強になるもんです。
usiro後ろ頭。
11面の一つは後頭部にこんな爆笑顔としてついています。

最初見たとき、なんじゃこりゃ?と思いました。
今こうやってネットで写真拾ってくる作業しててもやっぱ「なんじゃこりゃ?」ですけど、何か意味あるんでしょうね。

普通仏像は後ろから見られるという前提では作らないから、真後ろにこんな顔がついてる像なんて他に知りません。興福寺の阿修羅像というのがありますが、あの像もお顔は真後ろじゃないし。
それにこんな爆笑顔というのも....どういうこと?謎です。
バリ島の神様に通じる造形。

白洲正子が紹介したことで琵琶湖湖北の仏像は知られるようにはなってますが、まだまだ訪れる人も少なく、仏像たちは知られてない存在ではないかと思います。
何故あの地にあれだけのお宝が?べてぃが一番不思議だったのはそれ。
今は山に囲まれた過疎の地です。でもあれだけのクオリティと数の仏像が残っているということは、仏教が盛んだった時代に湖北の地には力と金のある豪族がいたのち違いありません。
土地の方に伺うと、昔は大陸からの物資、文化の伝来ルートは船。陸にあがってから京へ運ばれる途中にあるこの地は繁栄したのですよと。なるほど。確かにそうですね。

現在の世界のあり方とは全く違う時代がそこにあり、その頃東京は葦の生い茂る沼地で文化なんてなかった時代の話....色んな意味で歴史を感じた一日ツアーでした。







2011/11/15(Tue) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
2011/11/15(Tue) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
富士山真っ白&仏像彫刻展のこと
富士山
今朝の富士山です。雪をかぶって美しい。
一昨日、昨日と急激に冷えたから富士山にも雪が降ったんですね。一週間前に新幹線から見た富士山は肉眼では雪が確認できなかったのに。朝起きてカーテンあけた時に白い富士山が見える嬉しい季節の始まりです。

そして本題は先週末行った「第48回宗教美術展」のこと。
去年初めて参加して今回は二回目。

出品者に限り、会期前日の搬入日は写真撮って良いということなので今年は自分で作品持って搬入日に行ってみました。写真撮れるのはメリット大なんです。なんといっても初心者のべてぃは新しいパーツを彫るたびにどういう構造になってるのか???と全くわからず困る。美術館やお寺に行って見ても間近で見ることはできないからあまりよくわからないのですよ。
でもこの作品展は様々な作品を間近で見られるから、どうなってるのかよ~くわかる。
彫刻刀の使い方も見たらわかるし、写真にまで撮れたので、今回相当勉強になりました。

今年は去年よりも全体的に作品のレベルが高かったような気がします。
出品者は松久宗琳佛所傘下のプロの仏師の先生と全国にある教室の先生と生徒。
教室単位で展示されているわけですが、去年は先生の作品には「講師」と張り紙があったのに今年は全員名前のみ。でもわかるんだなぁ。先生クラスはプロの仏師として数百万とか時にウン千万円の価格がつく作品を百貨店の美術画廊で販売されていたり、お寺に収めていらっしゃるので生徒の作品とは別物。生徒の中にもレベルが高い人がいるけど、やはりそこはプロです。
如意輪観音たとえばこの作品。

ね。完全な美術品です。

名札には「佛所同人」とあったので、教室の先生でもなく彫刻一本で生計がたつプロ仏師の作品のはず。

ああ~、こんな作品ブログで紹介しちゃうとべてぃの作品をのせるのが恥ずかしくなるなぁ。
佛所同人の方のものはどれも我々生徒とは全く別次元の作品です。

べてぃの作品みたいにテレビの上において楽しむんじゃなくて、お寺に収めて多くの人が手をあわせる対象ですもん。

先生の作品
そしてこれはべてぃが師事している先生の作品。
素材はなんと白檀。ひぇ~。材料代、いったいいくらするんだろう.....と、下世話なことを考えてしまう。何せ現在白檀はワシントン条約の対象なので輸入不可。先生クラスになると条約対象になる前に丸太の状態で買って寝かせておいた銘木を沢山持たれていて、それを彫るのだそうです。
作品の近くを歩くと何とも言えない白檀の香りが空調の流れに乗って漂う。う~ん。かぐわしい。

先生は毎年この展示会に向けて一年かけての大作を企画し制作されます。
べてぃのような初心者に毛が生えたような生徒が彫るのはどこかのお寺にある仏像のコピー。そして先生クラスになっても、今回見て回った限り、オリジナルではなくて昔の仏師の彫った作品のコピーを作品としておられる方が多いようです。
そんな中で川村先生のは全くのオリジナル。世界に一つしかない造形です。

遠いけど後ろに見える小さい作品が先生の生徒であるべてぃ達の作品群。べてぃのもこの中にあります。

風神風神。

愛知県の教室のコーナーにありました。出来具合から見て明らかに先生の作品でしょう。

これもコピーだけどあまりにレベルの高い完成度にすごいなぁと目が釘付け。
風に乗って空を疾走する風神の勢いが伝わってきます。

べてぃの才能ではあと20年彫り続けてもこのレベルには至らない....。
コピーしようと思っても腕のないものが彫ったのでは全く別物になるのですよ。コピーできるだけでもすごいし、その作品にこれだけの勢いを吹き込むのは並大抵じゃないはずです。
帝釈天
これはわかる人が多いはず。
先日、上野の国立博物館にも出張して来られてました。
東寺の立体曼荼羅の帝釈天のコピー。

地方の教室のコーナーにありましたけど、この作品もあまりにレベルが高く、先生の作品だと見ました。
コピーと言ってもお顔の感じは全然違うけど。

作品展も終わり、べてぃは新しい作品にとりかかります。
次は聖観音立像。基本を学ぶカリキュラムの最後の作品。春には東京で関東支部の作品展があるのだけど、それまでに仕上がるか?

2011/11/12(Sat) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
釈迦如来坐像完成
釈迦如来展示会は明後日から。

彫っても彫っても終わりはないので、これで一応完成としました。
もっと美しくしたいと手を入れ続けていると光背はどんどん薄くなっちゃって破損の危険もあるのでね。
パーツを全部あわせるとこんな形になります。

正面は今年も年賀状写真の一つになる予定なので今はナイショ。
またご披露します。
今まで彫った中で一番良いお顔になったのでは?と自己満足してるんだけど。へへへ。

くじ付き年賀状も発売されて年の瀬が音をたててやってくる時期に入りました。一年たつのがあまりに早い。
大震災の後はあの苦しい気持ちがずっと続いて一年がたつのがものすごく長く感じられるんじゃないかと思ったけど、過ぎてしまうとあっという間の一年ということになりそう。人間の感覚というのは不思議なものです。
でもあの経験は忘れちゃいけない。
べてぃはこの釈迦如来坐像を見るたびに2011年という年を思い出しそうです。

2011/11/03(Thu) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
宗教美術展はすぐそこ...彫ってます
ポスターべてぃが通っている仏像彫刻教室の全国組織「宗教芸術院」の年に一度の作品展は毎年11月第一週の週末に開かれます。
もうすぐ....。

今年べてぃが彫った唯一の作品、釈迦如来坐像を出品しようとただ今毎日彫ってます。締切切られると俄然ペースアップするたちなもんで、8月後半から始めた台座と光背も形はほぼ整って、残りの細かい細工と仕上げ彫りの段階。と言ってもこの段階が結構時間かかるのです。ここのところ毎夜夜なべ仕事。ここまで来ると「間に合わないかも....」という恐れはゼロなんだけど、せっかく出すなら少しでも美しいものをと思うと終わりがないので、半分余裕、半分焦ってる。そんな感じです。

というのも仕上げ作業は紙やすりでごりごりしたりするんじゃなくて、彫刻刀で表面をつるつるに削っていく作業なので、やってもやっても終わりはない作業だから。中途半端なものを出しても誰も責めないし何も問題はないんだけど、これって自分との闘いですからね。

自分が良しと思ったところが終着点。自分との闘いに負けるのはいやじゃ。モノづくりはそういうものなので、ぎりぎり行けるところまで行こうと。人と比べて出来が良いか否かとかの問題じゃなくて、自分で納得いくまでやりぬいた爽快感が成果みたいなところもあるしね。

写真は展示会のポスター。
写っている仏像は組織の現在の長である松久佳遊先生の作品。
松久佳遊先生は数か月前にNHKの趣味の講座(趣味悠々かな?)で仏画の書き方を教えられた先生です。女性。
作品展会場中央にはこの松久先生の作品(相当大きいもののはず)が飾られるはず。またこの松久先生以外の一門のプロ仏師の方々(お寺におさめるような仏像を彫られています)の仏像、香合、仏画なども展示されます。勿論日本全国の教室の先生と生徒の作品も。

べてぃは昨年も行きました。正直なところ、趣味の仏像教室の展示会なんてわざわざ京都まで行って見る価値あるのかなぁ....??と思いつつ行ったんだけど、予想に反して結構面白い。勿論プロの仏師の先生の新作が沢山見られるというのもあるけど、全国のアマチュア生徒さんの作品の中には相当レベルの高いものもあるし、中には超個性的なものもあるしで面白いのです。それに教室単位で展示されてるので、教室ごとのキャラの違いみたいなものも見えたり。販売はしてないけど、生徒さんの作品で売ってるなら買いたいと思うようなものもあったりもしてね。

仏像彫刻はやっているものの、その時点ではま、趣味の一つでちょこちょこっとやってるという感じだったけど、作品展見て、この趣味にはもっと本腰入れてやってみようと思わせた、そんな機会でした。
モノづくりが趣味の人間は奥が深いものに燃えるのでござる。

入場無料、誰でもウェルカムなので京都近辺にお住まいの方で仏像に興味のある方は是非どうぞ。
2011/10/26(Wed) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
911から10年 311から半年
釈迦如来あれから10年。そしてあれから半年。

時間は大抵の悲しみを軽くしてくれるけど、911と311の悲しみは忘れられないし、忘れちゃいけないことだと思います。

ちょうど今日は仏像教室の日でした。
秋の展示会に向けて残すところ一月半。今日は先生の指導を受けながら、いよいよ今回の作品の最難関である光背のカーブを彫りました。たたきのみでガツガツ。
数日前から仏像教室の日は9月11日だなぁと気にかかっていたので、今日は心の中で亡くなられた多くの方のことを思いながらの作業。
おしゃべりべてぃはいつもより静かな生徒でした。

写真は釈迦如来。
まだ開眼してません。それに仕上げ彫りはできてないので本体も台座もボコボコ。螺髪は完成しました。いくつか欠けちゃって、ただ今十円ハゲ有り状態ですけど。補修しなきゃ。
本当はもっと仕上がった状態でお顔披露しようと思ったのですが、この大きな節目の日にえいやっと顔出しちゃいます。

二つの惨事で亡くなられた方々のご冥福をお祈りする気持ちをこめて。
そしてこれ以上の惨事が繰り返されませんようにと願う気持ちで。

アメリカではあの日から10年の節目で再度テロの可能性もあるという恐ろしい情報が。今から活動の始まるアメリカの9月11日が無事何事もない、静かな式典の日として始まり終わることを切に願います。
富士山
今日の夕暮れ富士山。
久しぶりに雲もなくクリアーにシルエットを見せてくれました。
富士山との日々は秋の到来と共にやってくる。
べてぃの富士山報告が多くなる季節まであと一歩です。
呑気に心穏やかに毎日富士山観察を楽しんでいられる日々がずっと続いて欲しい.....。



2011/09/11(Sun) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
彫刻刀ケース 新作
彫刻刀ケース全体
彫刻刀ケース、3つめ。
これも前のと同様に仏像彫刻教室でご一緒している人に頼まれたものです。

年齢は確か65歳。7つの海を渡り歩いた元船乗りさん。教室が始まった時からの生徒さんで、毎日3時間彫ってらっしゃるらしい。ひぇ~。べてぃとはエライ違いです。70歳で個展を開くまで頑張る!と宣言されています。会場も決めてあるのでその空間に見合う数を彫ると決意されているみたいで、月に二回の教室でお会いするたびにアホなべてぃは「えっ!もうこんなに彫ったんですか!?」と毎回同じフレーズを繰り返してしまう.....そのぐらいの勢いで次々に作品を進めて行かれます。
先生も「他の人も○○さんぐらい勤勉だったら良いのになぁ~」とニカっと笑ってらっしゃいました。はは。無理。

先輩から学ぶことは多いです。べてぃはその方の作品を通して、ほぉ~、そういうことなんだ!と気づきが多い。それに苦手の彫刻刀研磨で「うぅ~」と研磨機に向かってうなっていたりすると(下手がやると研げば研ぐほど切れなくなる)代わりに研いで下さったり。そんな日頃の恩に感謝して、こんなのにしてみました。

仏像を彫ろうと思った動機は人それぞれ。その方の場合は昔、出家しようと思ったことがあったけど家族を捨てるわけにもいかず、代わりに仏像を彫るようになったとか。仏教についての勉強も深くされています。
そんな人にふさわしいのは......選んだ布はお寺マーク付き。
安直かしらん?
なにせ布を織るところからやってるわけじゃないので手に入る中からの選択。元船乗りさんなら海関係の模様の帯なんかあったら良いのだけど、ま、無理ね。なのでこれで決定。
元は帯です。最初不祝儀用の帯かと思ったけど、大きな花があるからおそらく違う。不思議な帯です。黒い花の部分は刺繍になっています。
使うとき
使うときはこんな感じ。
65歳男性が使うものにデカい花というのは??なので彫刻刀を収めた状態にすると花は半分隠れるように。
そしてこの写真ではよくわからないけど、錦織のオレンジと渋い紫のラインをアクセントに挟み込んでます。紐は抹茶色。渋くまとめようかと思ったけど、教室での会話でどうやら錦の布の豪華さが彼らの年代の方はお好きなようなので(仏具的だからかなぁ)ちょこっとはさんでみました。
注文どおり、彫刻刀15本、小道具(ノミのような刃も柄も大きいもの)5本、ノギス1本が入るサイズ違いポケット付き。

喜んでもらえると嬉しいなぁ~。
カーテン
夜になるとスズムシの声が聞こえるようになりました。でも昨夜は真夜中にセミも鳴いてた。あまりに早く夏が過ぎそうなので焦って夜も鳴いてる?ベランダの緑のカーテンは枯れた葉を取り除いてる内に隙間だらけになりつつあります。でも隙間は増えた分、緑のカーテンが部屋に描く光と影のアートは趣を増しています。もう少し楽しもう。
2011/08/29(Mon) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
釈迦如来は今こんな感じ
後姿昨日の突然の超豪雨、凄かったです。ちょうど帰宅時間にかかって、電車のダイヤ乱れで大変だったようです。雷もすごかったしあの雨じゃ視界も相当悪かったはずだから、車通勤の人も大変でしたよね。
ご苦労さまです。

べてぃは出かけなきゃいけない用事もなかったので、そんな日は家にこもって仏像彫刻。

11月の作品展に出す予定なのに全然進んでないのです。そろそろダッシュかけないと.....。
ただ今こんな感じ。
らほつ
昨日はひたすら「らほつ」彫り。らほつはこういう手順で彫ります。まずはらほつの並ぶ線を頭全体に彫る。全体のバランスを考えながら。そしてそれができたら線と線の間の畝を螺髪に一つ一つ分割していきます。
大きい仏像の螺髪はソフトクリーム状にぐるぐるしてますが、べてぃが彫ってるような小さいサイズのものは単なる粒粒でOK。この釈迦如来は座高10センチほどのミニサイズだから、螺髪一粒は1ミリ程度になります。

ちっさ~い!大変なんですよ。彫るの。
幅3ミリほどの彫刻刀でカリカリカリカリ。
奥の方まできれいに彫れなくて、木の繊維がぴろーんと出てきたりして、まるで生活苦のおばちゃんみたいになったり....思うに彫刻の腕もさることながら、彫刻刀を研ぐ力が試されてます。
スパッと切れる切れ味ばっちりの彫刻刀なら生活苦風にはならずピシッと美しい螺髪ができる。
べてぃは未だに研ぐの苦手。この趣味続けるには必須の技能なので訓練しないといけないんだけど。機械研ぎは怖い。手研ぎは時間かかるので相当根気がいるし、砥石と刃を同じ角度であて続ける技術は難しい。課題です。

仏像が座っている台は分解してみるとこうなってます。
そり花
これは「反花(そりばな)」。一番上が蓮の花で、蓮の花弁が反って下向きになっているのを表現しているようです。上に乗せる「受け座」と凸と凹にして組み合わせるために真ん中をへこませます。
指物的仕事。べてぃの腕ではぴったり組み合うはずもなく、ぐずぐず。隙間だらけだし。11月までにはもっときれいにしないと。
下にあるのはまだ丸くカットする前の「框(かまち)」。
受け座
これが「受け座」。
敷き茄子
組み合わせるとこうなります。
全体
下から 框→反花→受け座→その上に「敷茄子」→蓮台 で全部。
豪華な台はもっとパーツが多いけど、何せ修行中なもんで、こんなもんです。
敷茄子は蓮の下の丸い台。何故、ナス?ネット検索してみても出てこなかった....ナスには見えないんだけど。

ここまで来たら仏像と台座は荒彫りの目途はついて、あとは残りの螺髪と細かい模様を彫るのと木肌をつるつるにする仕上げ彫りが残るのみ。問題は光背。全く手つかずなんです。間に合うか、11月。



2011/08/27(Sat) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
今日は広島原爆の日
如来仏頭
今日は66回目の広島原爆の日。
広島はべてぃにとって大学生として4年間を過ごした思い出の地です。でもあの頃は田舎から出てきたばかりのアホ学生で、8月6日の意味もよくわからずにこの日を過ごしていた記憶があります。年齢を重ねた上に原発事故を経た今年、8月6日は心にずっしりと重く感じられます。
生存被爆者の平均年齢は75歳とのこと。あの日のことを語れる人がどんどん少なくなって行きます。

写真は如来の仏頭。まだ一体彫れるようになる前のパーツ練習で彫ったもの。べてぃが彫った頭の二個目の作品んなので上手じゃないけど、テクニックがない分一生懸命彫った作品です。原爆で亡くなられた方への鎮魂の気持ちをこめて。
原爆後
4月に広島平和祈念資料館で撮った写真です。原爆投下後、広島の街が何もなくなってしまった様子。
何かに似てると思いませんか?
べてぃは見た時に「東北の津波の後と同じだ...」と思いました。街がごっそり何もなくなってる状態なんてその二つしか目にしたことがありません。広島の場合は爆風と超高温で焼きつくされて、このように何もない状態に。原爆が如何に恐ろしいものかが伝わってきます。
真ん中に見えるのが原爆ドーム。
他にも幾つかビルの残骸が見えますが、木造は残骸すらなく蒸発したかのような焼け野原です。
説明
広島は放射能の影響で75年は草木も生えぬと思われたとか。でもご存じのように広島はあんなに美しく活気のある街へと復興しました。だから東北も出来ます。
誓い
今朝の平和記念式典をテレビでご覧になった方も多いはず。
式典で献花がされる馬の鞍形のモニュメントの中にある石碑です。石碑というより石棺かな。中には原爆で亡くなられた方の名簿が納められています。過去一年の間に亡くなられた被爆者のお名前を記入した名簿が毎年追加で収められます。

「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」
この言葉が今年は以前にも増して重く感じられます。
2011/08/06(Sat) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
阿弥陀如来座像、やっとここまで彫りました
仏像
震災から4カ月。亡くなられた方のご冥福をお祈りする気持ちで今日は仏像の話を。
2011年のはじまりと同時に着手した「阿弥陀如来座像」はやっとここまで来ました。

昨日は仏像教室の日曜日。先生に「仏像は後は仕上げ彫りだから台座を彫り始めなさい」とのお言葉いただき、やっと次の段階へ。如来はまだらほつも彫ってないし開眼もしてません。お肌もぼこぼこ。でもここまで来ちゃえばあとは仕上げるだけ。ま、仕上げるだけと言ってもお肌つるつるにするだけでも気の遠くなるような時間がかかるんですけどね。でもそれは自分との闘い。根気の勝負。せっかく先生がいらっしゃる教室でやることではないのです。教室では先生の技を見、言葉を脳味噌に刻む。そんな時間としてべてぃは使っています。
仕上げは自分で夜中にカリカリ。
心が無になる時間です。
材料2
ネット通販の材木屋さんから取り寄せた材料セットがこれ。
蓮台+如来座像+光背。これをカリカリ彫って、あの細かい模様の仏像に彫って行きます。
材料
こうやって分解して置いた方がわかりやすいですね。
左の妙な格好の木材が如来座像用、後ろに立っている壁が光背になります。そして右側に積んであるのが蓮台に。
如来座像は四角の木材から彫るのが本当ですけど、腕力なしでたたきのみ使う自信のないべてぃは「カット済み木材」というのがあったのでそれを購入。材木屋さんの方でここまでカットしてくれています。
如来用木材3,465円+蓮台と光背のセット7980円。大阪の前田木材のネット通販です。材質は木曾ひのき。

一つ前の地蔵立像の時は仏像の方は四角の木材から、蓮台はプレカットで蓮の部分が丸くしてあるものを購入。四角の材木をきれいなふっくらまん丸に削るのは難しいから、今回もプレカット材はないのかしらん?と前田木材に一応問い合わせをしたところ、注文すれば1万5千円でやりまっせ~との回答。
うむむ。いちまんごしぇんえん...。ま、ずっとプレカット材使ってるわけにもいかないので、今回は写真のとおりただの板からの製作に挑むことに。

でもねぇ。これが難しいんだ。べてぃはまだたたきのみなんて持ってないので、教室のものを使ってびくびくしながらトントンしてたら先生登場。「そんなんじゃダメだ。たたきのみはこうやって使うんだ。」といきなり靴脱ぎ靴下脱ぎ....右手にたたきのみ、左手に木槌、床に置いたたたき台(たたきのみ用の木材固定用の台)に載せた蓮台用の材木を素足になった足の指で固定しながらバンバン。10分ほどで四角の木材がこんな立派な蓮型に変身。
蓮台
おお!きっとべてぃがやったら2日ぐらいかかる。そしてウン千円分の加工を先生にやってもらっちゃいました。
ありがたや。
このお礼は秋の展覧会にこの像を立派に仕上げて間に合わせることで。

べてぃが師事している先生は松久朋琳・宗琳父子創設の宗教芸術院所属。宗教芸術院は毎年11月の頭に京都で全国の教室の先生と生徒の作品を集めた作品展を開きます。今年は11月5日~7日。京都産業会館。先生たちの作品はレベルがあまりに違う。そして生徒さんの中にもプロ?と思うような作品もあり、仏像に詳しいわけでもないべてぃにとってもなかなか面白い展覧会です。年に一度京都を尋ねる良いきっかけにもなるし。去年は仏頭を出品。今年はこの如来を出そうと...しか~し、仕上がるのかなぁ。蓮台は先生のお陰でなんとかなりそうだけど、問題はすかし模様の光背なのだ。光背彫ってる人が多い時期は教室のあちこちから「あぁ~っ」とか「うっ」という声が多い。よく割れるのですよ、光背の模様。ま、そんな時はボンドでちゅっと接着。アマだから。
年に一体も仕上がらないんじゃ、仏像彫ってるとは言う資格なしですよね。
さ、頑張ろう。
2011/07/11(Mon) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
震災から100日
救世観音
あれから既に100日。長かったような短かったような。
未だ被災地復興への道筋は混沌としたままだし、10万人以上の方が避難生活を送っておられるそうです。原発問題はやっと先が見えるか?と期待した汚染水処理施設の稼働は延期の様子。問題が解決に向かっている感じが伝わって着ません。
なのに政治は他のゲームをやって時間を浪費中。あの人達は何を目的として政治家になったんだろう...。良い加減にバーチャル対戦ゲームなんてやめて我々民の住むリアルの世界に戻って来てくださいよ~先生方。

写真は救世観音(ぐぜかんのん)。
去年の前半に彫りました。パーツ練習を終わって一体彫るようになった最初の作品です。
素材が赤松で軽い上に縦長なので地震で倒れて欠けてないか...と心配だったけど、びくともせずにいつもの場所に頬笑み浮かべて立っていました。良かった。

震災当日から丁度100日目の今日。政治が頼りにならないなら仏様におすがりしよう...。
この国をそして国民をお救いください。
2011/06/18(Sat) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
観音
buttou
昨日は震災からちょうど2カ月。
べてぃは家にこもって釈迦如来座像を彫りました。
鎮魂の祈りをこめて。

釈迦如来像はまだまだ人にお見せする段階じゃないので、かわりの仏像をご紹介。
写真は観音の仏頭です。
べてぃが仏像彫刻教室に通い初めて4月から3年目に入りました。のろのろマイペースで彫ってるのでやっとパーツ練習終わって、一体彫れるようになったところです。パーツ練習は 足→手→頭の順番で彫ります。ボディはパーツ練習なく、一体彫るようになってから練習します。仏頭は髪の毛なしの地蔵仏頭→パンチな頭の如来仏頭→豪華な頭の観音仏頭 の順番。先生に全部合格印をもらえたらパーツ練習終了して一体彫れるようになります。
この仏頭は仏頭三段階目の観音仏頭。

定年退職組のクラスメートの皆さんは仏頭だけでもかなりの数彫られてますが、べてぃは一つの課題は一つだけしか彫らないことにしているので、この仏頭も一つだけ。こうやって写真とってじっくり見ると目が変だなぁ。それに髪の生え際薄いし。髪の方は修復可能だったのですけど、ま、良いかとここで終了。そして目の方はこれは一度開眼しちゃうと修復は難しいからこれが限界。
半眼を彫るのは難しいのです。一つ彫るたびに反省は次の作品に活かしてはいるんだけど、未だに全然だめ。この作品の場合は半眼彫りまだ3回目のものだから多めに見てください。半眼っていうよりはただの細めの釣り目に見えるかも。
そして顔つきは何故かガンダーラ仏系になりました。今年のお正月にこのブログで紹介した地蔵立像は純粋日本人顔。まだまだ初心者なのでやってみなきゃどんなお顔になるのかわからない...そんな段階です。だからこそ木の中からお顔が現れる感じ。テクニックがない分そいうい面白さがあります。

2011/05/12(Thu) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
彫刻刀ケース 新作
まいたとこと
仏像彫刻教室のクラスメートに依頼されて作って差し上げた新作です。
べてぃが自分用に作ったケースをご覧になって「僕のもお願いします」と頼まれたもの。べてぃのと同じく彫刻刀20本+手袋やノギス、鉛筆など入るポケットつき。

人に物を作って差し上げるのは「喜んでくれるかな~」とわくわく楽しい気持ちがある半面、折角手間暇かけて作っても気に入ってもらえなかったらがっかり。あくまでも趣味なので、納期があるわけじゃなし、原価管理しなきゃいけないわけでもないので、こうしたらもっと素敵になるのでは?と布の組み合わせやら形やら試行錯誤してるうちにどんどん時間は過ぎて行く。ま、それを考えてる時間が物作りの楽しみなんですけどね。
前にこのブログでご紹介した、おばあちゃんの形見の着物をジャンパースカートにリメイクした作品は本人もとても気に入ってくださいました。実際とてもお似合いなので、作ったべていも嬉しいです。でもあれが良い出来に仕上がったのは、彼女とは長い付き合いで好みが良くわかっているから。それにべてぃと好みも似通ってるし。洋服つくってくれという話はあるけれど、この人はふりふりごてごてが好きだなぁ、べてぃとは全く趣味が合わないや...という人のものを作るのは無理です。美しいと思うものが違うんだもん。

そして今回のご依頼は....いや~ぁ、よく知らない人に使ってもらうものを作るのは難しいわぁ。
月に2回の教室でお会いするだけの人なので、50代男性、職業、居住地域、仏像の好みは知ってる。
教室に来られる時の服装は黒っぽい、地味好み?
あとはべてぃが今まで生きてきた中で会った人々のデータを掛け合わせて想像するしかない。
前頭葉に意識を集中して人物像、好みをプロファイリング....むむむ。
なんて、ウソ。そんな技術は持ち合わせません。
幸いなのはべてぃとは仏像の好みが似ていること。だからべてぃが美しいと思うものを美しいと思っていただけるのでは。そう思って作ってみました。

もう一つの問題は素材集め。この布で作ってくださいという依頼だったら簡単なんだけど、そうじゃない場合は、この人にはこんなイメージで作ろうと思ってもそれにぴったりの素材が手に入らなければ作品になりません。特に着物や帯のリメイクの場合は素材との出会いがあるかどうかの勝負です。骨董市をまめに回って、べてぃの好みのものがあると買って保管してあるのですが、それが作ってさしあげる方の好みかどうかは?
今回使ったものは以前骨董市で見つけて気に入って、自分用のバッグでも作ろうと思って買った帯を提供したのものです。写真は地模様が良く見えるように光の角度を調整して撮ったのでくっきり模様が見えますが、暗い場所では一見ただの真っ黒の布に見える渋いもの。漆で模様を描いてあるのかな。べてぃが自分のものをつくるのなら、これに赤とか派手目な色を合わせるのですけど、あくまで地味好みであると思われる依頼主にあわせてこんな組み合わせに。
彫刻刀ケース
写真ではみづらいけど、紐の付け根と帯の右端に別布を配置。紺と紫それぞれ数ミリずつのちら見せです。それもはっきりした紺、紫じゃなくてかなり黒が入った紺、紫なので黒い地布と微妙なグラデーションでつながる。最近、マイブームなんだなぁ、十二単みたいなグラデーションで色の重ねの美をちょっと取り入れるの。ちなみにちら見せの布も元は帯。おめでたい亀の柄です。着物や帯の布の柄には意味があるのが面白い。それを使ってつくる作品に意味を持たせることもできるし。亀柄模様のこの作品は健康長寿祈願...って、50そこそこで長寿祈られる必要はないですね。

全体の素材は薄いけど強度のある化繊混紡のコットン。巻いた時に外にくる部分だけ帯布を足しています。今回使った帯は薄手なのでパリッとさせるために接着芯の厚手を張ってみました。そして彫刻刀の出し入れの時に力のかかる部分には破れにくいように補強用の当て布するなど、前作よりも強度対策もグレードアップ。見た目も大切だけど実用品だから強度はそれ以上に大切だから。
強度を優先すれば分厚いキャンバス地を使うのが最適だけど、それじゃ20本も入るサイズはあまりにかさ高くなるし、美しくはない。20本を一つのケースに収納して軽くかさばらずに持ち歩ける美しい入れ物...べてぃ的に形にしてみたらこんな感じになりました。

気に入ってもらえると良いなぁ。


2011/05/11(Wed) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
運慶展つづき
冬の貝ほり
運慶堪能した後、10分ほど歩いて海辺へ。
久しぶりの海だぁ~

べてぃは海が好きです。
いつか海を見下ろす菜園つきの家に住んで、花と野菜を育てて暮らすのが夢。
晴耕雨読縫彫時々釣の生活。

やっぱり海は良いなぁ~と、海辺定番貝殻探しなんかしながら長い海岸線をぶらぶら歩いて行くと、なんとこの寒いのに海に入っている人がいっぱい。膝まで海につかってかなり遠いところまで行ってる人も。
皆さん下向いてなにやらごそごそ掘ってる様子。
うむむ...こんなに寒いのに海につかって掘りたくなるものって何だ?
よっぽど良いものがとれるに違いない。
もしや砂金でも??
だったらべてぃもやらなきゃ....なはずないか。ここは八景島シーパラダイス向かい。

疑問で頭いっぱいになりながらてくてく歩いて行くと、遊歩道のすぐ近くで掘ってるおじさん発見。
「我が辞書に人見知りという単語なし」と豪語するべてぃ、勿論質問する。

べてぃ 「何が採れるんですか?」
おじさん「あさりだよ、あさり。寒いと栄養ためこんでるから、型はちいせえけどうめぇよ~」
べ   「そうなんですかぁ」
お   「もってけよ、ねぇちゃん。」
べ   「いやいや、そんな。折角寒い思いして掘られたのに...」
お   「俺、あなごの漁師なんだよ。今船でねぇから暇でよぉ、毎日ここ来てあさり掘ってんのさ。で、誰かやるのが好きなのよ。さぁ、早くビニール袋だせよぉ。」
べ   「え?ビニール袋ですか?」
お   「持ってねぇか。すぐに貰ってこいよ、ビニール袋」
   →おじさん、既にバケツの中の貝を洗って、この調子だとべてぃの掌にでものせちゃいそうな勢い。   
べ   「あります、あります、ビニール袋」
   
てなことで、見ず知らずのおじさんにとれとれぴちぴちアサリを頂いたべてぃでした。

なんでビニール袋なんて持ってんの??と疑問に思った人もあるはず。
持ってるんですねぇ、ビニール袋。何故なら帰宅途中に畑に寄って野菜収穫して行くことがあるから。バッグの中に小さくたたんで潜ませてある。それがこんな形で役に立とうとは!もし持ってなかったら、アサリのプレゼントはご辞退せねばならぬ状況。良かった。

一晩砂出しをして、朝のアサリくん。
ただ今大放水中。

あさり放水

やっぱとれとれは元気だわ。スーパーで買ったアサリがこんなにぴゅーぴゅー全員そろって放水することはないもん。放水した水はこうやってたまたまになって落ちて行くんだね。

そしてよーく見るとアサリ以外に何だか小さいうごめく姿が...。
おお!えびじゃん。おお、かにじゃん。おお、???このきくらげみたいなもの何?見た感じは昆布の切れ端的植物系なんだけど、盛んにひらひらもぞもぞ活発に動く。

海辺の生き物

しばらく観察。
思わぬプレゼントのお陰でしばらく童心に返って楽しめました。
これも運慶仏のご利益でしょうか。
ありがたや。
勿論、あさりは小さいながらもぷりぷり。火を通しても身がやせず、旨み成分コハク酸たっぷり。
人足早い春の味堪能。
おじさん、ありがとう!!!
2011/02/24(Thu) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
運慶展
運慶展

運慶展に行ってきました。
京急の金沢文庫...遠い。
べてぃの家からだとちょっとした旅行です。
せっかく海の近くに行くのなら、海辺の散歩もしてこよう!と晴れの日を狙ってました。
一月はずっと晴れだったのに最近曇りが多い。昨日はやっと晴れたので早起きして出発。

先に行ったお友達は皆、「展示数が少ないから行く価値があるかどうかは??」と言われていたのですが、愛知県の滝山寺の帝釈天が来ているとのことで、一度お目にかからねば!

確かに展示されていたのは大日如来3体、不動明王2体、毘沙門天1体、そしてお目当ての帝釈天一体というこじんまりした展示。
大日如来の内一体は骨董市で購入した仏像が運慶のものとわかり、数年前にクリスティーズに出展されて「またまた日本のお宝が海外に」と問題になったものの真如苑が購入して国内にとどまったもの。おかげで目にすることができます。ありがたい。上野の国立博物館で一度お目にかかったことがあります。

そして目当ての帝釈天。
素晴らしい!!写真の百倍美しい。

教室のお友達に滝山寺の帝釈天は良いですよ、と教えてもらってネットで見たときに「誰かに似ている」と思った日からずっと気になっていた疑問が今回解消しました。説明書きによると東寺の帝釈天の写しだとか?(すみません。説明書きが完全に理解できませんでした。教養不足。でもずっと前にたっていると「ああ、柴又の帝釈天ね。」と言って見ている人が沢山。日本の大衆のレベルはこんなもんです。わざわざ美術館に足を運ぶ人でさえ。もっと一般人に完全に理解できる日本語で説明書きを書いていただけるとうれしい。)
どうりでどこかで会ったことのある美男子。
東寺の帝釈天はちょっと前までべてぃのナンバーワン仏でした。うう。なんて大衆的。でも今はちょっと進化してナンバーワンはc321。ふふふ。
c321って何?
これについて語ったら長いので、また改めて。

今回は運慶仏の特徴をじっくり観察。
運慶の特徴でぱっと見てすぐにわかるのはがたいの良さ。
背筋、胸筋分厚く、肩幅広い。でも腕はすんなりこぶなし美腕。
胸部につながってるんだから腹筋6パックに割れてるに違いないと思うけど、意外や意外、ズボンはいたら絶対ベルトの上から垂れるに違いないぽっこりお腹。
そして顔は頬ふっくらだけど肉でどよんとしたりせぬ鋭い目鼻口。

バランスがとれてるんだかとれてないんだか...人間ではあり得ないバランス。
あの胸板であの腕じゃサスケには出れないなぁ。
懸垂もできんやろう。
...できるか。人間とは違う。
仏さまだもんね。

べてぃは今顔を彫るのに苦戦中。
今回じっくり運慶仏の顔の特徴もなるほど...と観察。
本で見る仏像って真正面ばかり。それ以外なら横顔どまり。真下からとか斜め横からとか観察することはできない。いざ彫ろうとするとそういう角度がどうなっているのかが参考になるのだ。
今回は下からじっくり見たおかげで、ふむふむ運慶の特徴はこういう感じね、と自分なりに納得したべてぃ。
目鼻口のサイズバランスに加え、唇の高さに特徴があると見ました。

満足満足。

3月6日までやっています。お好きな方は是非。

運慶の後は海へgo!
そこでも思わぬ収穫があってびっくり。
でもこの話は長くなるのでまた明日にでも。





2011/02/23(Wed) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
彫刻刀ケースつくりました
彫刻刀ケース2

プチ彫刻刀長者になったべてぃです。

今まで使っていた市販品には入らない数になったので、ケースを自分でつくってみました。
形は大工さんが、のみとか入れて持ち運ぶ伝統形。
昔の人の知恵はすごい。
合理的です、この形。軽くて体積も小さく、なおかつ刃物を持ち運ぶというちょっと危険な用途も安全にこなせる優れ物。

カルチャーセンターで最初に道具を買ったときにセットになっていたのは同じ形の白いキャンバス地のもの。
人によっては刃先にキャップを被せずにケースに入れているので、そういう場合は刃に負けない、強い布もしくは皮でつくる必要があります。でもべてぃは刃物ちょっと怖い人なので、使い終わったら必ずキャップをしてから片づけるので、普通の強度の布で充分。
それに古びる方がまた新しいのを作ってとりかえる楽しみもあるしね。

新しいケース制作方針は「もっと沢山。できるだけ軽く。」
なのでぺらぺらじゃないけどあまりごつくない黒のウール(本当は木綿が良かったんだけど、残り布なのでウール)と着物の帯でこんな感じにしてみました。

今回のサイズだとあと3本入ります。
でも右側にどんどん布を縫い足していけばいくらでも拡大可能。
どんな彫刻刀長者になってもOKよ~。
かっぱ巻き→太巻き→特大太巻き→→→体操用マット(腕力自慢の人限定) になって行くだけ。
この構造、ホンマに優れ物です。

彫刻刀ケース1

くるくる巻いて、持ち運ぶ時の状態はこんな感じ。
ただ今、太巻き。
布がしなやかで薄い分、中に入れる本数が増えたのに以前よりも体積が減った感じ。
やった。

この帯、どんな人が身に着けていらしたのでしょう?
帯全体がこの模様。お太鼓部分も前も横も。ど派手....確か2,3年前の世田谷ボロ市で見つけて購入したもの。洋服には使えないけど、何か小物のアクセントとして使えるかなぁと。
仏像彫刻というシーンにふさわしい目出たい模様は何かないかと布棚を掘り返してたら出てきたのがこれ。
むむむ...写真で見ると、やっぱ派手だわ。

登り竜のごとく腕もあがると良いのだけど。
2011/02/21(Mon) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(5) | page top↑
彫刻刀の話
昨日の「えりんぎ富士山」には「笠雲」という立派な名前があるそうです。
ブロッコリーの葉を芯だけにしたのは「ひよどり」、スノードロップの蜜をちゅーちゅーしてたのは「あぶ」だそう。
鳥虫博士のひう先生のコメントでわかりました。
専門知識があるってすごい。そして友達はありがたい。お陰でべてぃも少し物知りになれそう...かな。

自然観察が続いたので、今日は一転、彫刻刀の話。
買いました

これまでは先生に「○○を買いなさい」と言われるたびに、言われるままに一本ずつ購入して増やしてきました。ところがべてぃよりも後の入会の男性達の道具入れを見ると、皆さん沢山の彫刻刀。
いつの間にこんな彫刻刀長者に???とびっくり。
べてぃを含め、女性陣は持ってる数が少ない。
男だから女だからということで決めつけるのは良くないとは思いつつ、どうも一般的に男性陣の方が道具好きのような感じです。

この前の教室で「曲がり丸刀(=柄の曲がった丸い彫刻刀」を買うように、と先生に言われたので、よ~し、ちょっとまとめて道具をそろえてみようと決意して、買いものに行って来ました。

行った先は上野の老舗刃物屋「宗意(もとい)」。
東急ハンズなどで売っている彫刻刀は価格ピンキリ。色んなお店のものを買って使ってみたクラスメートによるとやはり切れ味が全く違うらしく、良いものを買うのが結局は安上がりのようです。

宗意に行くのは二度目。前回行った時に伺った話では、刃物は鋼と本体の鉄を合体させてつくるのですが、安いものは機械プレス、高いものは日本刀と同じく人間がたたいて成形。職人の腕にもよるけれどやはり品質は圧倒的に違うとのこと。宗意でも練習用として機械プレスのものを販売したこともあるけど、品質は全く違うのに価格は1000円程度しか下げられないのでやめたそうで、今はプロ仕様のもののみの販売です。

おしゃべり好きで感じの良い年配のご婦人(ホームページを見ると代表者は女性名なので、おそらくこの方が社長)が迎えてくださって、彫刻刀について色々解説していただきながら、写真の品物を購入しました。
奮発して大人買い!
曲がり丸刀2本、45度角度の小さい三角刀、小さい小刀、そして丸刀3厘。
加えて彫刻刀用の砥石も。
この砥石が優れ物。丸刀研ぐ用の溝がある。加えて、裏に出たバリをとる砥石がついている。このバリとりに惹かれて買ってみました。

宗意は土日お休みのため、取り寄せで購入している人が多いみたい。でも今回実際に足を運んでみて、べてぃは平日時間がとれるのでお店に行けてラッキーだなぁと思ったことが二つありました。

◎一つは実物を見て選べること。

柄の付き具合などちゃんと見て買った方が良いよ、というのは教室の先輩から言われたことがあるので、それもあってお店に行ったのですが、それも以上に刃が違うことが今回よくわかりました。
下の二本の違い、わかります?

丸三厘

左は以前にカルチャー教室の事務所に取り寄せてもらったもの。右は今回自分で選んで買ってきたものです。
実は両方「3厘の丸刀」です。
実はべてぃ、前から持っていたものは「5厘」サイズだと勘違いしていました。
あ、仏像彫ってない人はわかりにくいですね。
1寸(=3センチ)の10分の1が一分。その半分が5厘。10分の3が3厘です。なので1ミリほどの幅の刃。

お友達に3厘を勧められたので、今回は3厘は必ず買おうと思ってお店に。でも5厘と3厘ってそんなに違わないかもわからないので、今もってるものと比較してから買おうということで、持参。
お店で3厘丸刀を何本も出されて比べると「3厘」と言っても微妙にサイズが違うんですね。
そこで自分のものは5厘じゃなくて3厘だと発覚。
5厘は大分大きい。今まで使っていたものはお店にあったのより大きいけど、確かに3厘の仲間でした。

職人さんの手作りなので、3厘とか5厘とか一言で言ってもばらつきが出るのは仕方ないこと。特に小さいサイズは。
型にあてて、人間がたたいてあの形にしているって....あんな細い丸い刃、どうやってたたくの???と職人の技に驚いたべてぃです。私にゃ無理。

3厘は既にもっているのでもう良いか?と思いかけたけど、超細いの見ると「うむむ...これがあると耳の穴やら鼻の穴やら小さく彫れるなぁ」と魅入られ、買っちゃいました。写真じゃわかりにくと思いますが、これだけサイズが違うと2本持つ価値はありです。
仏さまの耳は大きい。なので耳の穴も大きくて良いんだけど、あんまり穴が大きいと壊れやすいし、顔と耳のバランスっちゅうものもあるからね。小さい穴の開けられる道具は貴重です。

◎お店に足を運ぶ利点のもう一つは彫刻刀のプロの話を色々伺えること。

他にお客様が来られることもなかったし、彫刻刀大盛り上がりで1時間近くも話に花が咲き、お手入れ方法や選び方、彫刻刀はどうやって作られるのかなどなど勉強。
お手入れのことなど全く考えず、使ったらそのまんまにしていたべてぃ。
幸い錆びることもなく今まで来ているわけですが、やばかったかも。
錆びたらアウトらしい。(軽い錆びなら大丈夫。復旧方法もききました。)

おまけに「これからはちゃんとお手入れしてね、これあげるから」ということで、売りものの高級刃物用椿油をプレゼントしていただきました。
やった~、ラッキー(^^)v

お手入れの仕方もマスターしたし、プチ彫刻刀長者にもなったし。
彫らなきゃね~。

そしていただいた油、野菜炒めに使うことはできず、きっとべてぃはあと3回ぐらい生まれ変わっても使い切ることはない量入ってます。
欲しい人は遠慮なく言ってね。
べてぃ特性油布にしてプレゼントしますよ~。
のこぎりとかにも使えるはずです。

最後に昨日の夕方の富士山。
2011.2.18 夕景
2011/02/18(Fri) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
バレンタインの思い出
王子様

昨日は仏像教室の日でした。
20人もいるクラス全員にチョコのプレゼントをしてくださった人があり、そうかぁ~、バレンタインデーなんだ!!と驚いたべてぃでした。
すっかりさっぱり忘れてた....。
でも何故か茶色のセーター着てたのは、潜在意識に昔のバレンタインデーの記憶が刷り込まれていたのか?

教室の後、ランチしながらバレンタインの話しをしていて記憶の底から蘇ったのがこれ。
そういえばあれはどうした??と探したら机の奥から出てきたよ~「王子様カード」。
べてぃ、物持ち良い!自分で感心しました。

むか~し、むかし、2月14日はデパート紙袋いっぱいチョコを抱えて会社中に配布して回る日でありました。
男子はチョコの数を競ってたので、次の年も貰うにはご機嫌とっておかねばとばかり、ホワイトデーには結構知恵を絞ったエビタイなお返しが来てました。
あげる方は考えるまでもなくチョコだけど、お返しは企画力が問われるのだなぁ。
最高傑作がこれ。

A4コピー一枚で15人分はいける格安大ヒット企画。
ただ同然で、贈る方も貰う方も大笑い。

「よっしゃ、いつか無理難題を頼んでみよう~」と、大切に保管してはや何年?
エトちゃん、今はどうしてるんだろう。
有効期限書いてないから、まだ使えるよね。きっと本人はすっかり忘れてると思うけど。
とっておこうっと。
今は白馬に乗れるようになってたりして....ないか。
似合わんし。

ホワイトデーは一月後。
真似しても良いよ。べてぃが許可します。私の企画じゃないけど。
ただし物凄い無理難題に巻き込まれるリスクはあるので、そりゃそれでおもろいと思える太っ腹な方限定で。

1
制作中の釈迦如来座像はただ今こんな感じ。顔はナイショ。
本体は結構早く彫れそうだけど、何と言っても光背に膨大な時間がかかりそうな作品。
先は長い。



2011/02/14(Mon) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
お地蔵さま、花見へ
地蔵花見へ

明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

気がつけば2011年も3日目。
日本海側や東北は大荒れの天気のようですが、東京の三が日はちょっと寒いけど晴天。毎朝真っ白な富士山の姿を拝むことが出来て、清々しい年の始めです。
良い一年になりますように。

新春一番の話題はこれと決めていました。仏像。
べてぃは仏像彫刻修行中。
一昨年の4月からカルチャーセンターの教室に通い始めたので、一年半とちょっと。のろのろ彫っているので、後から入会した人にどんどん追い越されてます。でも人間とは不思議なもの。人がスピード出すと自分もついて行かなきゃと思うもんなんですね。これ以上追い抜かされるのもちょっとなぁと思い、去年後半は頑張りました。
そして年内ぎりぎりに仕上がったのが、この地蔵立像。年末にこのブログを読んでくださった方にはご覧に入れた後ろ姿の仏像、前からの全体像です。

光背や蓮台もある本格的な仏像、初作品です。
教室で頑張っている人達は一つの像を気に入るまで何体も彫っているけど、べてぃは各作品一つだけと決めています。だってプロを目指すわけじゃなし、辛い修行になってしまうと続かないから。自分が楽しめる範囲での修行で良しなのです。

大体べてぃは仏像ガールでも何でもなく、暇なので何か沢山時間がつぶれる趣味はないかなぁ~?と思ってカルチャーセンターのパンフをめくり、目についたのが仏像彫刻だったという不敬者なんです、実は。
だから仏像に関する知識はゼロ。手に持ってる物はまさか玉ねぎじゃないから「桃」だと思ってて、クラスメートにきっちり「宝珠です」と訂正されたり。教室ではあまりの無知ぶりに異彩を放っているに違いない。
このお地蔵さまを彫るようになって、教科書の平面写真を見ただけでは立体イメージを想像できないんですねぇ。で、即席で知識をつけに何度も国立博物館に足を運びました。
衣のしわってどうなってるんだっけ?とか、なんでお腹ぽっこりビール腹なんだっけ?(またまた不敬発言である)とか、疑問いっぱい。
そんな不純な動機からながら、仏像ってじっくり対面してみると素晴らしい。遅ればせながらそのことに気付き、趣味の世界が一つ広がった、そんなきっかけになった仏像です。
勿論、彫るのも楽しい。

今日はお地蔵さまもお花見に.....。
どうでしょう、下からなめるように接写。良いねぇ~かわいいよ~。う~ん、神々しい。そうそう、最高。
って感じでべてぃ、もの言わぬお地蔵さま相手にグラビアカメラマン化。
クリスマスも待たずに早々と咲き始めた白梅の盆栽は、なんとかお正月まで持たせようとしばらく戸外で管理して、お正月に見事に満開に。
お地蔵さまもその芳香と美しい姿ににっこり。


輝く地蔵
輝く錫杖(しゃくじょう)...。
細工はしてません。べてぃにはそんなカメラの知識はありません。
きっと幸運をくれる魔法の錫杖...。
今年は良いこと、あるかな?








2011/01/03(Mon) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(9) | page top↑
咲いちゃった
梅咲いた

白梅、咲いちゃいました。
は、早すぎる...これじゃぁお正月までもたないもたないじゃないのぉ~ (--)
でも可愛い一年ぶりの姿。

年末は忙しい。
今日のべてぃは朝からお腹痛かったので、冷える陶芸教室をパスして年末一番頭の痛い課題、年賀状づくりに取り組んでいます。ただ今プリンターがごごごご~っと打ち出しに励んでいる最中。手持無沙汰の間にブログ更新。
遠くに住んでいて、もう何年も顔見ていないお友達も多いので、毎年、今年はこんな年でした~と、旅行先や作品、育てた植物の様子などを写真を組み合わせてデザインした年賀状出すことにしています。
今年は仏像彫刻も数点入れてみました。

地蔵背中

最新作後ろ姿。前は年賀状にのせるので今はナイショ。
まだ光背が完成してないので、とりあえず本体と蓮台のみです。教室に通うようになって1年半。やっと本格的な仏像が彫れるようになった第一作目です。
地蔵立像。
どう?

2010/12/23(Thu) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(5) | page top↑
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