新緑の京都に別れを告げて
緑の重ね
新緑の京都は本当に美しい。もう一日...と滞在を伸ばして今日に至りました。でもさすがにもう帰らなきゃ。後ろ髪ひかれながら東京に戻ります。
昨日は震災で亡くなられた方の四十九日。ご冥福をお祈りします。
べてぃは東寺の仏様たちに、日本をおたすけくださいとお祈りしました。

実はまだこのブログでお伝えできていない訪問先やエピソードなど沢山あります。
東京に帰ってぼちぼちアップして行きますね。
さぁ、荷物まとめて早めに東京へ。明日から計画停電なるものが行われるらしい...じゃ、ブレーカー落として使用電力ゼロにして家を離れよう!と決めて、出発するまでたったの半日。冷蔵庫の中身は捨てたものの拭き掃除している時間なんてなかったから...冷蔵庫がどんな状態になってるのか考えると、ちょっと怖い。帰ったらまずは冷蔵庫の掃除だ!愛する畑の様子も見にいかねばね。

ネットで見ると今日の登り新幹線はがらがらだみたいだから、途中で富士山が見えるのを期待して山側窓際の席をとりましょう。

富士山、お姿見せてくださいね。

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2011/04/29(Fri) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
東福寺、特別拝観
通天橋
東京を離れて一月半以上。いくらなんでももう帰らねば。そう思っている時にお友達から「京都にお庭を見に行きます」というメールを貰いました。それ以来、無性に広隆寺の弥勒菩薩にお目にかかりたい!そして長い年月日本を見守って来られた弥勒菩薩に国家安寧をお願いしたい!と思うようになりました。何故他の仏様じゃなくて弥勒菩薩だったのかは?何となく頭に浮かんだんです。で、やっと重い腰をあげて広島を離れ、昨日京都へ到着。

天気予報は雨。なので広隆寺に行って宝物殿を拝見したらそれで京都を離れようと思って広島をでたのだけど、着いてみると晴れてる。快晴とは言えないけど、お庭拝見には快適な気温と空模様。むむむ。宝物館に入ってしまうのは勿体ないかも....と思いなおし、駅ビル二階の観光案内センターへ。ここは便利。色々なパンフがあるし、ネット検索も可。そしてずらり並んだ京都通の方々が色んな相談に乗ってくれる。
そこでただ今東福寺が4月16日から5月15日まで特別拝観中だということを発見。
おお!東福寺の市松模様のお庭、見たかったのよ。でも未だ行ったことないお寺の一つ。これは行ってみなよと天の声か?ってことで早速プラン変更。滞在を伸ばして広隆寺は明日にして、まずは東福寺へゴー。

特別拝観は東福寺の場合、春は例年3日間だけだそう。でも今年は特別に長く一月。
べてぃがずっと興味を持っていたお庭はいつでも見学可です。特別拝観は三門と東福寺所蔵の国宝である書画と仏像。全部セットの拝観券はなんと2000円。うむむ。未だかつてここまで高い拝観料は払った記憶なし。でもお庭と三門は見たいなぁとか、合計していくと2000円超なので、奮発して払いましたよ2000円。で、結果としては価値はあったね。
東福寺、すばらしい!

三門の中には大きな釈迦如来像とそれを取り囲む16羅漢像と天井絵。昨年秋の特別拝観で知恩院の三門の中を拝見しましたが、仏像のお顔も似ていて全体は同じようなつくり。しかし全く違うのは知恩院の方は新しいから、色鮮やか。東福寺のものはものすごく古いので天井画はかすかに見える程度だし、仏さまも古びた味わい。べてぃの好みとしては断然東福寺三門が好き。座り込んで凛々しいお顔の釈迦如来像をじっくり拝見しました。そして日本をお救いくださいとお願い。太陽光をさえぎり、わずかの照明だけで巨大な仏像と相対す。何だか会話ができそうな気になります。

ただ今京都はがらがら。いつ来ても人の波がうねってる京都駅はすかすか。そして観光地もがらがら。こんなに新緑が美しい季節なのに。お陰で三門の中でべていは釈迦如来像と二人っきりで相対していた時間が相当ありました。それに写真とっても人が入らない、上の写真、人間ゼロです。こんな写真が撮り放題なんて、あり得ないですよね。京都には何度も来ていますが、桜の頃、紅葉の頃、新緑の頃は観光シーズン。いくら平日と言えども景色や建物じゃなくて、人の頭を見に来たんだっけ?という状態が普通なので、驚きです。
観光パンフの定番、通天橋はこんな感じで緑の海に浮かんでいるよう。ちょっと光量が足りないのであまり鮮やかな緑にうつってませんが、肉眼には本当に美しい緑の海。来て良かった!!
新緑
緑のカエデの美しさは重ねの美。日本の美です。東福寺滞在3時間。ほとんどは緑鑑賞。
市松の庭
そして一度見たかったお庭がこれ。東福寺は広いのでお庭は沢山ある中の一つ。昭和13年にできたもので伝統美とモダンな要素の融合の美。緑の部分は苔です。今年は寒いから苔の緑はもうちょっと先の方が美しいですね、きっと。でも充分素敵なお庭でした。

べてぃがいるのは京都駅すぐのホテル。ネットで見ると今夜も明日も空き室あり。おまけに昨日まではなかった直前割引部屋なんてものも掲載されてます。バカ安。ゴールデンウィーク中も平日は空き室あり。ひぇ。あり得ない。皆さん、京都は良いです。東京も外国人観光客が減ってるみたいですけど、京都も激減しているように見えます。いつも混んでる京都を楽しむチャンスですよ。こんな時だからこそ、日本人が色んな観光地に遊びに行って日本を盛り上げなきゃ。ね。

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2011/04/27(Wed) | 旅先のオモシロ&美し:京都 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
鹿を見て今夏のサラリーマンのことを思う
鹿
宮島と言えば厳島神社としゃもじ。そして鹿。元々は野生で山に暮らしていたものが、人間に餌をもらえることがわかってどんどん平地におりてきたものらしいです。観光コースを歩くと沢山の鹿が悠然と歩いていて、時に人間に突進してくるのでちょっと怖い。時期にもよるんだと思うけど。食べ物求めて突進してくるわけで、事情を知らずに買い食い中の人は急に近づく鹿におびえる姿を沢山目にします。
買い食い...そう。宮島は買い食い天国。「焼き牡蠣4個千円」とか「揚げたて天ぷら(魚すり身に蛸、イカなどいろんな具を混ぜて揚げたもの)一本300円」とか「焼きたてちくわ一本400円」とか。その他アイスやらもみじ饅頭の天ぷらやら、ちょこっと小腹を満たすスナックを売ってるお店が、フェリー乗り場から厳島神社の間の参道のあちこちにあるのです。
べてぃもお昼代わりに蛸&ねぎ入り天ぷら一本、片手に持ち食べながら厳島神社へ。ぶらぶら周囲のお店を見ながら歩いていくうちに完食。お店が両脇に並ぶエリアにはさすがに鹿は入ってこないので、べてぃは鹿の突進を受けることはなかったけど、他のエリアで買い食いしてる人はほぼ間違いなく鹿のダッシュにひぇ~と逃げるはめに。子供は結構危ない。
でも鹿の方からすると悪気はないんだよね。おなか空いてるだけ。

ほら、この子、ちょっと可愛いでしょ?
つまみ食いしたのばれてるよ~って見かけなんで、写真とって見ました。
でも実は口先についてるのは砂。
観光客がくずかご以外に投げ捨てて行っ食べ物の包み紙をぺろぺろなめた結果がこんな姿に。みかけはちょっとお間抜けで可愛い顔になっちゃったけど、おなかすいて食べ物物色した結果の姿だから笑えません。
べてぃの目の前でがさがさやってたから、この子は大丈夫なんだけど、中には食べ物と一緒にビニールや紙などを食べてしまって死んじゃう鹿もいるらしく、「餌をやらないでください」という看板がありました。でも無視してる人が多いんだけどね。東京では鳩が繁殖して問題になってるから、餌をやらないようにと言われているのに、「かわいそうだから」と餌まいてる人がいるのと同じかな。
人間と動物の共生は難しい。
そして楽な生活、おいしい生活に慣れちゃった身を昔の生活に戻って暮らすのは難しい。
鹿だって昔は山の中で自分で食べ物調達して生きられたのに、美味しいものを簡単に食べられる生活にどっぷりつかってる内に野生に帰れなくなってる様子。人間と同じだぁ~。

東京は今年の夏は電力不足は確実。節電のために生活を変えなきゃ。今みたいに電気をふんだんに使う生活ってそんなに昔からできてたわけじゃないのに、電気がない生活なんて今や考えられない。鹿が山に帰れないのと似てるわ。でも電力不足は確実な問題で解決に向けて方法を考えるしかない。

実は冷え性べてぃは毎年、夏の電車やデパート、ビルの冷房が寒くて困っていました。だからこの夏はちょっと快適かも~とひそかに思ってたりします。会社員だった頃は夏が本当に寒くて辛かった。ネクタイ締めてる男性社員に合わせて温度が設定されたりするからね。それも外からネクタイしめて上着着て帰ってきた営業マンなんかがいるフロアだと、そういう人が思いっきり温度さげちゃったりして、ずっと社内にいる女性たちは凍死しそうになる。
思うに、日本の夏の気候で男性会社員がスーツ着てるのがおかしい。本人たちも本当はしたくないよね、あんな暑い格好。夏でも薄ら寒いイギリスからやって来た服装をすでに亜熱帯としか思えなくなってしまった日本の夏に着用を強要しているナンセンス。これについてはべてぃは20年ぐらい前から問題提起したくてたまらなかったのです、実は。
特に今年の夏、窓のあかないインテリジェントビル勤務の人たちはどうするんだろう。パソコンから出る熱だけでも相当なものなので、窓はあかずクーラー設定温度も高いとなると熱中症続出にならないのか?自分は無関係だけど、心配しちゃいますよ。日本経済を支える企業戦士の皆さんの体のこと。

サラリーマン諸君よ、立ち上がろう!!
脱スーツ、脱ネクタイ!
長年拘束されていたものからこの機会に開放されてみようよ!あ、でも短パン&ビーサンで歩き回るのはちょっとご遠慮いただきたいのも事実です。人に見せて良いもんと悪いもんがある。ははは。
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2011/04/24(Sun) | 旅で出会ったオモシロ&美し:広島編 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ソフトクリームかムーミンか、はたまた
モニュメント裏側

平和記念公園の風景。よく見る写真とは逆の方向から撮影してみました。
写真右奥に見える横長のハモニカみたいな建物が原爆資料館。その手前に先日ご紹介した「過ちは繰り返しませぬから」の石碑の上にかかるドーム。そして一番手前にあるL字状のコンクリートを二つあわせた形のものはよく見ていただくと、上に炎が。平和の火を燃やし続けるモニュメントです。
べてぃの背中側に(公園の外)原爆ドームがあります。
反対側からこの公園を見ることは、現地に行かないとなかなかないと思うのでご紹介してみました。

べてぃが今すんでいる仮の住まいから市の中心地へ行くには、この平和記念公園を横切って歩いていくのが一番近いので、ここは晴れた日のお散歩コース。何回か歩いていて、ふと気になったのがこうやって縦に並ぶモニュメントの脇にずっと植えられた木々のこと。
唐突ですが、このちょっとたるたる~っとしたメタボな感じ、かわいくないですか?
めたぼ?
べてぃが大学生の頃はまだ若い木だったのが、年月を経て成長...っていうかちょっと成長しすぎた?
溶けはじめのソフトクリームか、もしくはムーミンか。肉付きの良くなったモアイとか。あ、オバQってのもあるなぁ。ばけらった。いかんいかん。年がどんどんばれていく。
木々もべてぃと一緒に年をとって来たんだなぁとしみじみ。うう。そう思うとちょっと三段腹にも見えてくる.....いや~ん。不謹慎。
何だかこの形状、見てると和みます。良い感じ。


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2011/04/23(Sat) | 旅で出会ったオモシロ&美し:広島編 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
厳島神社2・日本人の不思議
賽銭?
宮島の厳島神社の大鳥居の不思議な風景。柱の丁度べてぃの目の高さぐらいの位置がこんなことに。
日本人は何故鳥居を見るとお賽銭をあげたくなるのか?
踊り子さんへのチップじゃないんだからさぁ。いくら何でもこんなお賽銭はないんじゃないの?と、思わず目が点。鳥居の表面を覆っている塗料がはがれた部分の隙間にコインぎゅーぎゅー。

それでなくても剥がれてるのに、こんなことしたら、余計に剥離が進むやないかぃ。
こんなことしたの、誰や~??って、一人じゃなくて、誰か一人やった人がいると、良い悪い関係なく、真似しちゃうんだよね。
日本人の不思議。みんなで渡れば怖くない。
ここに挟まってたコインが落ちたのか、柱周囲の地面(海底です)にもたくさんコインが落ちていました。まるでトレビの泉状態。

願掛け
わかるかな?
神社の鳥居の上に石を投げて乗っかると願いがかなうってあれ、ここでもやってる人がたくさんいました。
あたりは砂だから石ころはない。なので代わりにコインを投げてる人が多い様子。写真中央のカップルもやってました。ジーンズの男性はただいまポケットかき混ぜてコイン物色中。その後見事に鳥居に乗っけてました。それも一発で。すごい。隣の彼女大喜び。
きっと何度投げても乗らなかった人が、かわりに手の届く割れ目にコイン差し込んだんでしょうね。
そんなんでご利益あるのか??そんなお手軽に、なおかつ世界遺産にぎゅ-ぎゅ-コイン押し込んじゃったりして。
やはり一投入魂、えいやっと投げて一発で鳥居の上にちょんと乗っかる、この気合が神様にお願いを届けるんじゃないかと思ったべてぃでした。ま、平和な証拠かな。
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2011/04/22(Fri) | 旅で出会ったオモシロ&美し:広島編 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
厳島神社に行ってきました
鳥居
ちょっと思うところがあって、足を伸ばして、宮島に行ってきました。
広島市内からは電車で「宮島口」まで行き、そこからフェリー。一時間ちょっとで行ける場所なので、学生時代は外国人のお客様をつれて何回か行ったことがある場所です。今回足を運んだのは4月17日の日曜日。快晴。

真っ青な空に鳥居が映えて美しいなぁ!!と思ったけど、なんだか見慣れた景色と違うような...おお、鳥居が足元まで水から出てる!もちろん後ろに見える厳島神社は鳥居よりも陸側なので、こちらも完全に水から出てました。旅行用パンフに使われる写真はいつも海に浮かんでる状態の写真。記憶の中の映像も同じものしかないので、おそらくこんなに水がひいた状態を見るのは初のこと。あとで知ったのですが、月曜が大潮だったので、この日は特別に水がひいた状態だった様子。ラッキーかも。
フェリーの中から見たときに、鳥居の下に何か黒いものがいっぱいうごめいてるのは何?と思ったのは人間でした。せっかく水がないんだから、鳥居の足元まで行かなきゃというのは誰もが思うこと。勿論べてぃも行きましたよ。
足元
すぐ近くに行くと鳥居の根元はこんな感じ。これまでこの大鳥居はまっすぐに製材された木を組み合わせてつくってあるもんだとばかり思ってました。そんなにじっくり写真をで見たこともないし。でもこうやって近くでよく見ると、巨木をそのまんまの形で組み合わせているのがよくわかる。そうかぁ~、そうだったんだ、と驚きました。ものすごい巨木。そしてまるで海底から生えているような。人工物なんだけど人工物じゃなくて、生命を持った存在のようにも見えてきます。そして足元は海につかっているわけで、亀の手や牡蠣がびっしりついてここでも生命を育んでいます。

厳島神社は上の写真でわかるようにものすごく遠浅な海岸ではありますが、海の中に建てられています。西日本は台風が多い。今まで何度「厳島神社の回廊が流されました」というニュースを聞いたことか。つい数年前にもあったと記憶しています。この地に最初に神社を建立したのは平清盛。何もこんな海の中に建てんでも良かろうに...とずっと思っていました。
でも今回この年になって再訪してみて、改めてその価値がわかったような気がします。

厳島神社の歴史は自然との共生の歴史であり、戦いの歴史です。何度となく台風という巨大な自然の力で壊され、流されながらも、そのたびにあきらめることなく修復し続けて何世紀もの時間を超え、今に至ります。どこかで「もう修復するのなんてやめて、どっかに引っ越そうゼ」という話だってあったんじゃないかと思いますけど、そうはしなかった。そのたびに改良を加えることでより強く、より美しく姿を変えてきたはずです。その結果、その長い長い歴史の中で蓄積されたパワーのようなものが感じられるのではないか?またそのパワーが荘厳な美しさとして伝わってくるのではないか?そんなことを感じました。
最初に「ちょっと思うところがあって」と書いたのは、震災からの復興と厳島神社は共通する部分があると思ったからです。規模が違うけど、人間と自然の共生と戦い、そして復興の歴史がここにはあります。

神社の中から海方面を見るとこんな景色。満潮になると神社の床下ちょっと下まで水につかり、まるで海に浮かんでいるように見えます。
神社から見た鳥居
結婚式もしかすると大安吉日だったのでしょうか。神社神殿では結婚式が行われていました。観光客の通る通路横なので、観光客に囲まれて(中にはフラッシュばしばしたいてる人も...べてぃもフラッシュたかずに一枚撮らせてもらいました。失礼。)のお式でちょっと落ち着かない感じではありますが、荘厳な雰囲気の神殿での結婚式は一生の思い出に残るもののはず。綿帽子かぶったお嫁さんはかなりの美人でした。お幸せに!
能 胡蝶
実はべてぃ、生まれて初めて能の舞台を見ました。なんとラッキーな。当日、能の上演があるなんて全く知らずに行ったのに。演目は「胡蝶」。厳島神社への入場料700円(大人)を払えば、誰でも無料で見学可。舞台は神社の一部で、屋根はあるものの、全くのオープンスペース。青空の下、潮の香りに包まれながら、豪華な衣装をまとった演者が能を舞う姿を見る。きっと世界に一つの美しく、そして不思議な空間です。
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2011/04/20(Wed) | 旅で出会ったオモシロ&美し:広島編 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
広島平和記念公園なう
誓い
世の中についていけてないので、初めて使ってみました。○○なう。
と言っても今この瞬間は公園にいるわけじゃないんですけど。

実は昨日、岡山から広島へ移動してきました。はぁ~!?また突然に!と驚かれたかも。
岡山に移動したのが3月13日。一月ぐらい岡山にいれば、余震もおさまっているだろうし、原発問題も解決しているのでは?と思って出発。でも帰ろうと思うと大きな地震が来るし、原発問題は解決するどころか悪化の一途。うう、どうする?と迷い続け、結局もう少し東京を離れているのなら、広島に行ってみよう!と思い立ちました。
原発問題で毎日どきどきする今、原爆投下を経験した広島を訪れてみるのは意味があるんじゃないかと思ったから。
それに広島はべてぃが大学生として四年間を過ごした街なんです。岡山と違って四年しかいなかったし、当時のお友達は中国、四国、九州方面の遠隔地出身の人が多かったし、会社員になった人は東京勤務の人が多い。なので今も広島にいる人はあまり多くはありません。でもこんな機会だからこそ、年賀状のやり取りだけになっているお友達と旧交を暖めてみたいと。

広島に来たらまずは平和記念公園に行かねば、ということで、じっくり公園内を散策してきました。
広島平和記念公園の様子は毎年8月6日の慰霊祭の映像で皆さんよくご存知だと思います。写真は献花が行われるドーム状のモニュメントの中の石碑。

 「安らかに眠ってください
    過ちは繰返しませぬから」

昔からずっしり重い意味を感じる石碑ではありましたが、今こうやって見るとますます重い。
形は違うけど、人間はまた同じ過ちを繰り返してしまった...。
もちろん兵器である原爆と、原子力発電所の事故は性質の異なるものではあります。でも原発関係のニュースを知れば知るほど人災の色が濃い。今回起きてしまったレベルの津波が発生する可能性を指摘されていた人もいたのに、そこまで考えて予防策をとっていたら、いくらお金があっても足りないからという理由でその指摘は闇に葬られたとか。ということはこれまですべてを「想定外」だから仕方ないというような話で片付けられているのはおかしい。実際は想定していた人はいたのに、お金けちってこのような惨事を巻き起こしたということになります。

昨日は雨模様だった広島は今日は晴天。20度越える陽気で観光客の方も沢山いらっしゃいました。
そんな中でこの碑文を読んで、思わず涙出ちゃいました。
今回の滞在中に一度は原爆資料館を見学しようとは思っていますが、この石碑で涙出るようでは今日はその勇気が出ないので、後日の課題です。資料館、見学された方はおわかりだと思いますが、相当気持ちを強くもって入っていかないと、年とるごとに涙腺が弱くなってるべてぃは人目はばからず号泣しちゃいそうです。大学生のときに確か外国人のお客様を連れて一度だけ中に入って、あまりに衝撃的な写真の数々に打ちのめされ、その後入ったことがありません。正直言って、そのときは入らなきゃ良かったかも...とちょっと後悔したぐらいの衝撃だった記憶があります。まぁ二十歳そこそこの子供時代と、年くって少々のことでは驚かなくなっちゃった今では感じ方もまったく違うとは思いますが。

昨日の雨は花散らしの雨だったようです。今日は土曜日。平和記念公園の横を流れる川沿いの桜の下には昼間からお花見をするグループが沢山。広島弁ってちょっとのんびりした感じなんですよね。お酒の入った大学生らしきグループが大声広島弁で楽しそうに盛り上がってる様子に、通りすがりに思わず一人にたにたしちゃいました。ここは平和。でも66年前は原爆で焼け野原になった地です。そんな状態からこんな平和で豊かな街への復興。きっと東北も復興できます。

ドームと桜
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2011/04/16(Sat) | 旅で出会ったオモシロ&美し:広島編 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
カリスマ
たんぽぽに桜
桜吹雪の季節です。
歩いている途中、ふいに風が吹き、ざざ~っと音をたてて散る桜吹雪に包まれる...五感で美を感じる至福の瞬間です。年に一度のお楽しみの季節なのに、今年はどうしても気が晴れません。当然だけど。

岡山の選挙速報特番を見ようとテレビつけた瞬間に「東京都知事、石原慎太郎氏当確」というテロップ。間違いに違いないと思ったけど、本当でした。大差で圧勝。変化を求めて民主党に投票した結果が今の状況なので、それに懲りて何はともあれ昔のまんまを選択した人があんなに沢山いらしたってことでしょうか。ご本人も「昔の名前で出ています。やることは今までと同じだ。」と言われてたし。またまた巨額の税金使ってオリンピック誘致、築地市場移転するの?銀行問題はどう決着つけるんだろう...。
テレビでは「やはりリーダーシップを求めている人が多い結果ですね」とか言うコメントが多かったです。りーダーシップの定義がずれてるような気がする。でもべてぃはそれについて何も言う資格ありません。棄権しちゃったから。
ごめんなさい。既に旅人生活始めて一月経過。いつまでもこの生活しているわけにもいかないので、良い機会だから投票日にあわせて帰ろうかと思った矢先に強い地震。帰れませんでした。

一昨日は先輩にお願いして、車で昔勤めていた会社の創業者のお墓参りに連れて行ってもらいました。
創業社長はべてぃが今までの人生で出会った、たった一人の「カリスマ」。今は大企業の仲間入りをして、名前を言えばほとんどの人がご存じの会社ですが、べてぃが入社したころは小さい会社でした。べてぃ自身、名前も知らなかったし。大学のクラスメートが会社説明会に行くというので、じゃ、私も、と何も知らずについて行った先で出会った創業社長。まだ若かったべてぃはその日の社長挨拶を聞いて、「ああ、カリスマって本当にいるんだ」と愕然としました。そして試験受けて入社。一緒に行ったお友達もです。その頃はべてぃのようにして入社した人が多いんです。名も知らぬ田舎の会社だけど、社長のオーラの凄さに何かあると思って入社を決めたって人。

何がどうすごいからカリスマなのか?
言葉が巧み?まぁ多少あるけどでもそれは根本じゃない。うまく説明できないけど、全身から発するオーラが違う。ものすごく強い力を発している感じ。それが「この人について行こう」とか「この人の元で働いてみたい」とかいう気持ちを誘われた。そういう記憶があります。
残念ながら創業社長はべてぃが5年目社員になった春に、何の前触れもなく、突然天国に行ってしまわれました。
一緒に仕事をさせてもらった4年間は本当に充実していたし、社長との楽しい思い出も沢山。社長が亡くなった後も色々なものを身につけさせてもらいました。
あの会社説明会の日の出会いはべてぃにとって、一生の宝物です。

創業社長が亡くなられた時はまだまだ会社は小さくて、カリスマの求心力で社員が結束していた状態。求心力の核を突然失ってしまって、会社はなくなるんじゃないか?と誰もが不安に思いました。でも結果的にはその後も紆余曲折ありながら、会社は成長を続け今の姿になっています。
後を継がれた創業社長の息子さんが打ち出されたスローガンは「一本の太い柱から、千本の細い柱へ」でした。
一人のカリスマのリーダーシップで動かす時代からメンバー一人一人の頑張りの集積で動かす時代への転換がうまくできたということでしょうか。今の日本はリーダー不在。だったら我々一人一人が頑張って未来を作らねば。お墓の前でそんなことを考えました。

満開の桜中で物思いにふける?鳥は良いなぁ。べてぃも枝にとまって桜をめでたい。
桜に鳥

川に散る花弁。コンパクトカメラのシャッタースピードじゃうまくとらえられません。残念。
桜吹雪
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2011/04/14(Thu) | 東日本大震災  | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
お願い、ウルトラマン!!
うるとらまん
お花見シーズンの楽しみ、もう一つありました。
青空に向けて力強く拳を突き上げるウルトラマン。去年の4月に撮った写真です。
毎年、桜吹雪の季節におにぎりもって散歩に行く近所の川沿いに建つ、三階建てのお宅の屋上の様子。

桜見学に行ったわけで、他所のお宅の屋上にこんな風景が待っているなんて夢にも思ってなかったべてぃ。遠くから桜越しに小さく見えるウルトラマンのシルエットを見つけた時は目の錯覚かと思いました。で、思わず小走りで近づく...ホンマにウルトラマンじゃぁ。(と、思わず方言になる。)口開けて見ちゃいましたよ。
立派なお宅。ご主人の道楽?
すごい。すごすぎる。

最初に発見した日からはや5年以上。川をかなり下った場所にあるので、べてぃの家から歩くのは時間がかかる。なのでウルトラマンご対面は年に一度、桜の季節だけ。この写真を撮った去年は「一年ぶりね、ウルトラマン!」と寄って行くと何だか記憶の映像とちょっと違う。何が違う???考えたね。で、結論は「お立ち台に立ってるじゃん!!」べてぃの記憶が正しければ、一昨年までのウルトラマンは床に立ってました。でも去年はこんなお立ち台に。そのお陰で下から見上げた様子が前にも増して凛々しく青空に映える。
素晴らしい。

福島第一原発では窒素ガス注入作業が進行中。窒素ガスは格納容器の水素爆発を防ぐための措置。ということは格納容器が水素爆発を起こして、中身がどっか~んと相当な距離まで飛び散る可能性があるってことだよね??と、素人はびびります。そんなことになったら1000キロ先まで放射能が飛び散るらしい。てことは東京はおろか西日本まで汚染されるってこと。ひぇ。
またアメリカからは、冷却のための注水の影響で施設の耐震性が下がり、余震で激しくダメーイを受ける可能性があるという点を指摘されているらしいです。かと言って冷却は最優先事項、なおかつ注水以外に方法がない様子。
完全に人知を越えてる。
お願いします、爆発させないでください!これ以上ひどい余震を起こさないでください!
心配してても何もできないべてぃはとにかく祈るしかありません。

確かウルトラマンって、放射能を浴びたせいで怪獣に変身してしまった色んな敵と闘って、地球を守ってくれたヒーローだったはず。

今日本が一番待ち臨む存在って、ウルトラマンじゃん!!
あ、日本だけじゃないですね。世界が注目、待ち望む存在。
ってことで、去年の写真の中を捜してみつけました、この一枚。

べてぃのウルトラマンは3分なんて遥かに超えてず~っと何年も力強い姿で我々を見守ってくれています。
何もしゃべらなくても、凛々しく立ってるその姿を仰ぎ見るだけで元気が貰える。そんな存在。
祈りましょう。
原発問題やっつけて、地球を守ってください。
お願いします、ウルトラマン!!

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2011/04/10(Sun) | 東日本大震災  | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
備前焼、窯巡り
どやがお
原発問題、今後はどうなって行くのか素人にはよくわからぬままに日が過ぎて行きます。
発表される内容は「こんなことになっちゃいました」という結果。これからどういうことがどのぐらいの確率で起こりうるのかという点についての正式発表が聞こえて来ないのは何故?今までの発表を振り返ると、「パニックを引き起こさない」ということに重点を置いて、楽観的な情報のみを出して来た、そんな感じです。色んな反応をする人がいるので、パニックを起こさないように情報を選別して出すこと自体は必要なのですが、あまりそちらに偏り過ぎると、騙されてるんじゃないか?と疑心暗鬼を引き起こすことにもなります。組織運営の観点で見ると、全体を守るために一部を犠牲にせざるを得ないこともあることだから。もしかすると自分は全体のために犠牲にされちゃう立場にいるんじゃないの??と思わせちゃいけない。
ネットで色んな流言飛語が流れるのも、そういう反応のように思います。

そんなことばかり考えてると具合悪くなるので、陶芸修行中のべてぃは備前焼の窯元めぐりに行ってきました。
備前市は岡山から各駅停車で35分。JR赤穂線の伊部(いんべ)駅の周辺に沢山の窯元直営のお店と美術館なとがあります。駅舎の二階は備前焼の作家さんの作品を集めた販売所兼ギャラリー。

まずは駅の隣の「備前焼美術館」へ。入場料大人700円。
4階建ての美術館すべて備前焼です。一階には備前焼とは何か?を実物、写真、文章で説明があります。ぐるりと回るとにわか仕立ての備前焼通...にはならないけど、一応、備前焼の特徴がわかるようになります。
昔、岡山に住んでいた頃は、備前焼=「赤茶と黒色がまだらになった地味な焼き物」ぐらいに思っていました。しかし年齢を重ねて、また自分が陶芸をやるようになった今、じっくり作品を見てみると、備前焼とはこんなに素晴らしいものだったのか!とちょっと感動しました。

美術館の後は窯元のお店を沢山回っておそらく千点以上の作品を見た中でべてぃの興味を引いた作品をご紹介。
上の写真は駅二階で作品展をされていた、若い作家さんの花入れ。
オーソドックスな備前焼とは違う、斬新な形の作品が多くてべてぃ好みでした。中でもこの作品、「どや?ぼくって可愛いやろ?」って自信満々、胸張ってる感じがかわいい。
おさる?
そしてこれ。美術館にあったもの。
ロールシャッハテストじゃないけど、何か見えません?
べてぃはぱっと見た時に「お猿がいる?」と思いました。もしくはクマ。

備前焼は釉薬を使いません。土で形を作ってそのまま窯に詰め、赤松を燃やして焼きます。徐々に温度を上げて10日ほども薪を焚き続ける。窯は巨大で、一度に2000点ほどの作品を窯いっぱいに詰めて焼きます。
模様は人が描いたり、色付けしたりするものではなく、温度の違いや赤松の灰、すす、ヤニなどが付着することによってできるものです。置く場所や窯いっぱいに詰め込む作品をどう配置するかで模様が変わる。隣に置いた作品の形によって、灰のかかり方や温度が違い、出来上がりの模様、色の具合も変わってきます。陶芸というと、ろくろに向かって形を作っているところばかりが映像として浮かびますが、窯に詰める作業も大切な陶芸の技術なのです。その上、大体ここにこう組み合わせて配置すると、こういう模様になりそうだと計算して焼いても、出来あがってみたら全く期待はずれだったり、逆に予想を遥かに上回る模様になったりすることも。火の神様の思し召し。

このお猿さん模様も火の神様のお絵描きです。

色々楽しくお話してくださった作家さんによると、人によって違いはあるけど、彼の場合は窯詰めに10日、焼くのに10日だそうです。配置で作品の出来が変わるので、他の人と窯をシェアするのは難しく、作家さんは基本的には一回の窯をすべて自分の作品でうめるとか。2000点もの作品をつくるための土をつくり、形をつくり、10日もかけて並べて行き、夜も交代で薪をくべ続けて10日間焼く。なんともすごい体力仕事・知恵仕事です。

岡山市内の備前焼専門店で青みがかった炎が渦を巻いているような模様の花入れを見ました。お店の売りものなので、流石に写真は撮れなかったからお見せできないのが残念。欲しいよ~。でもあまりに高額で手が出ません。その価値はある。

ものづくりは最初はテクニックを高めることが楽しい。そしてその段階から上に行くとテクニックを越えた何かが作品にやどるようになるかどうかが、極める人とそうじゃない人の違いのような気がします。
べてぃの場合はテクニックすら今からなので、関係ないんですけどね。
早く心平らかに土をひねったり仏像を彫ったりして時間をつぶせる幸せな日々が戻って来て欲しいです。



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2011/04/09(Sat) | 旅で出会ったオモシロ&美し:岡山編 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
桜の楽しみ方色々
桜どんぶり

この季節のべてぃの楽しみは「桜吹雪の中でのおにぎり」ともう一つ、これ。
桜どんぶり。
ソメイヨシノは散り易いから、木の下には咲いているのと同じ状態のきれいな花が沢山落ちてる。拾ってきて、水に浮かべて楽しみます。東京のお家にいる時はガラスの鉢を使うけど、仮の住まいにあるのは大皿2、小皿2、カップ2、そして丼2、これだけ。迷わず丼選択。
安っぽい丼だけど(失礼)ほら、悪くないでしょ?
これだったら家でも桜を楽しめます。時々、枝を折って持ち帰るふとどきな人がいるけど、そんなことしちゃダメ。この方式で充分楽しめるの、知らないんだよね。こうやって器いっぱい並べるのも良し、大きな水盤にちょこっと散らすのも良しです。

今日も岡山は雲一つない晴天。桜の木の下は花見客でにぎわっています。西川沿いのベンチは満杯。車いすの方なども来られて太陽の元、桜をめでつつお弁当。年に一週間だけのお楽しみ。

桜2

原発の状況は未だ予断を許さず。液体ガラス注入で高濃度汚染水が海に垂れ流しになっている状態は一旦止まったみたいですが、どっかから漏れ続けているのなら海に流れなくなった分は土中にどんどん浸みてるってことになるので、時間が経過すると周辺の土地は汚染水でずぶずぶになるんじゃないの?表面が分厚いコンクリートで覆ってあるなら大丈夫なのかもわからないけど、土むき出しだったら作業員も近づけぬ汚染地帯になるんじゃないか?と心配症の血が騒ぐ。もしそうなら近い将来また海にも流れるだろうし...。

毎日そんなニュースが多い中、三週間も瓦礫に乗って海を漂って生き延びたわんこと飼い主さんが再会。
すご~く良かったです。獣医さんによると犬は3週間ぐらいなら飲まず食わずで大丈夫らしい。すごい。水も飲まなくても3週間なんて。人間とは違うんですね。
飼い主さんが今どこに住まれているのかなどは知りません。避難所暮らしだとすると、ペット同伴可能の避難所でありますように。折角再会できたんだもん。ペットも大切な家族の一員。
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2011/04/06(Wed) | 東日本大震災  | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
強運のお裾分け、美富士
強運富士
4月1日付けで東京から岡山に転勤になった友人が、来る途中で新幹線から撮った富士山です。
昔から強運だとは思っていましたが、このタイミングでの自ら希望していた転勤実現で原発、余震、計画停電に別れを告げて遠くへ...すごい。

べてぃが元いた会社は自分の希望でキャリア選択する制度がしっかりしています。社内で人材の欲しいポジションに対する一般公募が行われ、やりたい人が応募できる制度があったり。
こういう話をすると、好きなことやって楽々お給料貰えて良いねぇ~と言う人がいたりするんだけど、それは大間違い。働いてお金貰うのは厳しい。個人の希望が全部かなうわけじゃありません。成果を出すということに対しては限りなく厳しい。成果出している人の希望はかなうけど、そうじゃない人には激しく厳しいのだよ~。年功序列なんて大昔になくなって成果主義だから、30代上司の下に50代部下なんていうこともざら。
それにキャリアを重ねて年俸が上がると、異動希望を出しても、その先に年俸に見合うポジションがなければ希望はかないません。所帯の小さい地方への転勤は難しいのが実態。彼女も岡山転勤は難しいだろうと思っていたようなのですが、たまたま空きポジションができて見事、転勤実現。
勿論、希望を出したのは、あんな震災が起こるなんて誰も知らなかった数か月前のことです。
今風に言うと「持ってる女」ですかね。

そんな彼女が撮った写真です。こちらで話している内に、新幹線の中で富士山の写真を撮ったよ~という話になり、ブログで皆さんにお見せしたいのでとお願いして送って貰いました。
実は自分のカメラを持ってなかったとのことで、お餞別にもらったカメラで撮影したものとか。東海道新幹線によく乗る人はお分かりだと思いますが、新幹線の中からこんなにくっきり、裾野まできれいに見える富士山にお目にかかれるのはそんなにあることじゃありません。
その上、高速で走る新幹線の中から風景を写真にうつしとるのは難しい。やったことのある人はおわかりになりますよね。普通のコンパクトカメラのシャッタースピードでは、お、ここだ!と思ってシャッター切っても主役は電柱か?と思うような写真になりがちなのです。
カメラ初心者なのにこの出来はなかなか。

きれいでしょ、この富士山?
強運のお裾分けをあなたに。
出来ることなら東北の方々にもお届けしたいです。

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2011/04/04(Mon) | 今日の富士山 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
女の歴史&髪型着せ替え
女の歴史
今日はちょっと遠出してJRで一時間の高梁市(たかはしし)の「雛まつり」に行ってきました。

高梁は備中高松城の城下町。確か秀吉の中国大返しは備中高松城を攻めている最中に信長暗殺→超スピードで和睦にこぎつけて帰還→天下取り の舞台となったお城です。今も武家屋敷と城下町の商家街が残っていて、「雛まつり」は各商家に残る雛人形をそれぞれの玄関やお座敷に飾って無料開放。観光客に見てもらうイベントです。

何年か前に新潟県の村上市でも同じ内容のお祭りに行ったことがあります。村上も古い商家が沢山残る街で、歴史ある建物と大切に保存されて来た古いお雛様がマッチしてなかなかステキでした。村上の場合はお雛様に加えて、多くのお宅の座敷の鴨居に田中角栄の立派な額縁写真がかかっていたのが印象的でした。角栄人気未だ衰えず。新潟県民じゃないべてぃは結構驚きました。

上の写真は今も商売をされているお宅の広い玄関土間に飾られたお雛様。
勿論一つのセットじゃなくて、何セットあるんだろう...。江戸、明治、大正、昭和、平成と、こちらのお宅の歴代の女性の持ち物です。こうやって一同に並べられると壮観。楽しいことも辛いこともいっぱいあったはずの「女の歴史」がここにある。

天保雛
こちらは別のお宅。江戸時代の「天保雛」。お顔に特徴があります。
江戸時代のものがこんな保存状態で残っているってすごくないですか?着物は勿論、布です。絹のはず。ネズミや虫にかじられた様子もない。余程大切にされていたのに違いありません。火事にあわずにこれたからこそ残っているお宝です。
山の中の街なので勿論、津波被害もないから...。

どのお宅のものも立派なお雛さまで、すごいなぁ~と思った中で、実はべてぃの興味を一番ひいたのはこれ。上の写真の立派な天保雛の下の方に置いてあった箪笥や他の雛の中にあった一つ。
見つけた時はうなりました。
かつら着せ替え
うむむ...画期的。
かつら着せ替え人形。着物を着せかえる人形は多いけど、髪型着せ替え。かつらですよ、かつら。ひゃぁ~。
あ、でもきっと着物もあったはずですね。
かつらだけってことはないだろう。いやぁ~、楽しいなぁ。

どのかつらが何髷なのか、べてぃにはわからないけど、きっとそれぞれ名前があるはず。シチュエーションにあわせて着替えた遊んでた女の子の楽しそうな姿が目に浮かぶ。時代は違えど、変わらぬ女の子の遊び。
余程のお金持ちだったのでしょうね。お雛様は嫁入り道具だったり、女の子が生まれた時に実家から贈るものだから、奮発してちょっと分を越えたものになったりするけど、子供の遊び道具にこれだもん。どこの家にもあるはずはない。こんなのがあるなんて、初めて知りました。どの時代のものかは持ち主もご存じないみたいでしたけど、古いものに見えます。
市販品?ないよね。特注で作ったのかなぁ。うらやましい。

べてぃも持ってました、リカちゃん。リカちゃんはまっすぐロン毛の金髪。可愛いんだなぁ。でも色んなお洋服を着せて遊ぶと、髪型だって変えてみたい。すご~く変えてみたい....で、とうとう我慢できず、小学生のべてぃはある日、リカちゃんのロン毛をカット。イメージにあわせてショートカット。そして...悲しい思い出です。今のリカちゃんはどうだか知らないけど、その頃のリカちゃんの髪の毛は周囲をぐるりと植毛しただけ。カットしたら....ザビエルりかちゃんに大変身。
その日を最後にお人形遊び、終了したべてぃの歴史でした。
ううう。

JRの間引き運転はただ今40%間引き。岡山から高梁までの電車は昼間は普段でも一時間2,3本。間引き中の今は一時間に一本。西日本にも影響はかなり来ています。でも被災地の人の御苦労を思うとこんなこと何でもない。皆さん文句言うはずもありません。
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2011/04/03(Sun) | 旅で出会ったオモシロ&美し:岡山編 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
想定外・想定内
沈丁花

「想定外」  3月11日以降何度聞いたことか。
「想定内」  はホリエモン。「この程度のこと、すべて予測していたさ~」という自信満々な様子。今は昔。

今べてぃが思っているのは「自衛隊ってすごい!」ということです。

正直言って自衛隊について余り考えたことがありませんでした。べてぃが育ったエリアでは自衛隊は身近な存在じゃないんです。北海道出身の友人にとっては除雪活動や雪まつりの雪像づくりなどの活躍でなくてはならない存在みたいですけど。
憲法九条問題に絡んで、自衛隊って何だかいけない存在みたいに言われたりしているのは「体張って海外の戦地にまで行ってるのに、それはないんじゃないか??」と思ってはいました。でもあまり深く考えたこともなかった。あ、そういえばイージス艦を日本も持っているということが初めてマスコミに大きく取り上げられた時に「え、そんな一つ1000億円もするもの、納税者であるべてぃに何の相談もなく買っちゃったの???」とちょっと驚いたことはあります。ま、べてぃに相談あるはずないんですけどね。はは。
国民投票制度などなく、代議士先生に全部おまかせの今の制度では、目の飛び出るような高額なものも一納税者なんか全く知らぬところで買っちゃってるんだ~、それも軍備についてはかなりぼったくられてるらしいよ、と問題に感じたわけです。

被災地で活動していた50代自衛官が殉職。病死とのことで、死因は明示されていませんが、半月に渡る救援活動が全く関係ないとは思えません。辛い。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
きっと他の隊員たちも疲れ果てているはずです。本当に頭が下がります。

昨日あるテレビの番組で自衛隊OBが自衛隊が普段からどの程度の事態を想定して計画を練り、訓練を重ねているかについて解説していました。実は来る来ると言われている東海、東南海、南海地震の同時発生という最悪の事態など、日本全土で発生しうるあらゆる事態を想定してプランを練り、訓練を重ねているのだそうです。
だからこそ今回の件でもあれだけすばやく現地に入り、活動を始めることができた。
東北の地震も勿論想定はしていたものの、流石に今回の規模は余りに大きい。そして東松山基地の水没という事態は流石に想定外だったのでは。でも元になるプランがあって、訓練もしていたからこそ規模が拡大しても、もたもたせずに活動ができているのだと思います。
前にも書きましたが、東電は電力が足りなくなるという想定で計画停電のプランを考えたこと、全くなかったんでしょうか?そうとしか思えません。今回ほどの規模の地震が起こると想定するのは無理だったにしても、原因は何にせよ、大幅な電力不足に陥るという想定で、最悪の場合どういう対策でのりきるかというプランを持っていなかったなんて、信じられません。
自衛隊と東電、対照的。

自衛隊は軍隊なのか軍隊じゃないのか?軍隊なら憲法違反だ、などという点がクローズアップされて、存在についてとやかく言われるわけですが、国を外敵から守るための存在である以上に災害時に国民を救う存在としての位置づけは大きい。我々国民はそのことをあまり意識して来なかったような気がします。でももし今自衛隊がなかったら、どうなっていたことか。色々言われながらも黙々と訓練を積んでこられた人たちに感謝です。

日本人は頭だけで生きてきて、体使って生きることを軽視し過ぎてきた。
自衛隊の人があれだけ働けるのは頭と体とそして心、すべてを統合して仕事をする土壌があるからではないかと思います。
べてぃはここしばらくこのブログでも日本のリーダーは一体どうなっているのか?全然ダメじゃん!という本音を書いてきました。国を率いるリーダーに必須の能力は何なのかは難しいところですが、今回の件を通して見えてきたのは、もしかすると自衛隊には「人物」がいるのかもということ。人間、頭ばっかでかくなっちゃうとろくなことない。体も心も健全で、強い意志と志を持つ人物...それこそがリーダーの根幹。自衛隊の幹部にはその基本があるように見えてなりません。何故政治家にそれがなくて、過去長いこと端っこに追いやられたような自衛隊にそれがあるのか。うむむ。
もしかするとべてぃは単純にマスコミにのせられて事実誤認している大馬鹿もんかもわかりませんけど...。

実はべてぃは阪神大震災の2日前に神戸にいました。何故なら、その当時担当していた仕事の新しい事業所を神戸に出す予定でしばらく神戸に住む予定だったから。
既にスタッフの採用は終了し、後はオープンを待つだけという状態であの災害。
事後処理は色々ありましたが、そんな中で一つ鮮明に記憶に残っているのは、採用したまましばらく待ってもらったスタッフの一人の話。彼女の旦那さんはアウトドアの遊びが大好きで、老後は子供たちを集めてキャンプを通して色んな生きる知恵を教える学校をつくること。
その旦那さまは神戸の震災が起こった日の夕方には早々と近所の小学校の校庭でドラム缶風呂を沸かし、近所の人達をお風呂に入れていたとか。いつもは何だかなぁ~、遊んでないでもっと稼いで来てよ~と思って見ていた旦那さんが、えらく輝いて見えた日だったという話です。人間、いざとなった時に本性やら本当の力が見える。
その後べてぃは異動を繰り返して、会社もやめちゃったので彼女とは縁も途絶えてしまいました。でもきっとその旦那さんと彼女のことだから、今も生きる力満載で楽しくやっていらっしゃるに違いないと、時々思い出します。

写真は沈丁花(じんちょうげ)。赤花です。近くに寄ってみるとこんな感じに小さい花がぎゅっと固まって丸い形になっています。紫陽花みたいに。花弁の端っこが淡いピンクに染まって美しい。お散歩しているとあちこちでほんわり香る甘い香りの主です。
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2011/04/02(Sat) | 東日本大震災  | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
開花宣言
桜開花
岡山でも昨日、後楽園の標準木に6輪が開花、開花宣言がありました。
気象庁の人がてくてく木に歩いて行って「ああ、咲いてます。1,2...6輪ぐらい咲いてますねぇ。開花としましょう。」と青空のもとで開花判断している映像。開花宣言ってそうやって人の目で判断してるんですね。世の中緊迫する最中、暢気な様子を見てちょっと和みました。

写真は西川の桜。おとといは探しまわっても咲いている花はなかったのに、昨日の暖かさで一気に開花。さすがクローン。ソメイヨシノはそれが美しい。一斉に咲くからこその豪華さ、そして一世に散るからこその潔さ。べてぃは満開をちょっと過ぎて桜吹雪となって去り行く桜が好きです。その時期に東京の家の近くの川沿いにおにぎり持って行き、桜吹雪の中で食べるのが恒例。その川にはベンチが少ないけど、西川はベンチが沢山。これからは毎日外でランチにしましょう。

こちらに来てから、昔の同僚や先輩と次々にお会いしています。もう10年以上もお会いしたことない懐かしいお顔も。でも長い時間を越えての再会でも全く変わらぬ人ばかり。温かく迎えていただき、やはり岡山に来たのは良かったです。
お会いした方の一人の話では、ランチの約束が次々にキャンセルになっているとか。主婦の方々の友達づきあいはやはりランチ。震災とは全く関係ない岡山でもやはり自粛ムードがそういう所にまで及んでいるようです。

またJR在来線は中国地方全域で間引き運転中。電車を走らせるのに不可欠な部品を作っている工場が東北にあり、今回の件で部品の入手ができなくなったため、間引き運転することで部品の摩耗を防ぎ、少しでも延命しようという試みのようです。今のところは通勤ラッシュ時は間引き運転せずに済んでいるようですが、今後は時間を限らず実施せざるを得なくなる可能性もあるとのこと。
リスク分散のために一つのものに頼らないのは重要だなぁと思います。阪神大震災の時にガスは復旧は遅れたけど電気は結構早かった。それを宣伝文句として電力会社はオール電化を推進して来たので、家のすべてが電気でというお宅も多くなっています。電気、ガス両方備えるよりもコスト面でも安いし、確か火災保険の掛け金もオール電化の方が安かったはず。火を使わない分、火災の可能性が低いと想定されてのことでしょう。
でもこんなことが起こると、もし家を建てることがあればオール電化は避けた方が良いなぁと思いました。

お城昨日は岡山城の下までお散歩。10数年ぶりに見るお城は美しく、青空に映えていました。見とれていると、あれ、こんなものが。「河口から9キロ」と書いた看板。新幹線の中で見た「原子力発電を推進する○○電力」という電光掲示板CMと同じく、震災前ならきっと気にもとめなかったはずのもの。そうかぁ。お城があるのは河口から9キロなんだ。岡山市は瀬戸内海に面していますが、市の中心部は旧城下町で、海からは随分離れたところにあるという認識です。
でも今回の震災の津波は北上川を17キロ遡ったとのこと。
そんな数字が頭にあるので、そうかぁ、海から9キロしか離れてないんだ~と思いました。岡山城の脇を流れる朝日川はものすごく幅のある立派な川。この川幅を津波が登ってくる様子なんて、ちょっと想像できません。でも北上川も大きな川なのに、実際にそんなことが起こったんですよね。自然の力はものすごい。
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2011/04/01(Fri) | 東日本大震災  | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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