お釈迦様出産中の像に新たな発見
外観
国立博物館は建物も素敵。これは本館に向かう左手にある表慶館。

昨日書きかけた運慶と思われる真如苑の大日如来に関する発見は...なんと耳の穴をのぞくと向こうまで見通せるんです!!...って、な~んだ、そんなことか!?と思ったあなたは仏像彫ったことありませんね。ま、彫ったことのある人の方が圧倒的に少ないわけだけど。
あまり大きい仏像ではないながら、中は空洞で耳の穴が左右真対称の位置にあるということになります。穴は5ミリ強の小さいサイズ。

仏像教室の先生にいつも「仏様は完璧な存在だから、顔は左右同じであるべきなのに、なんだぁ~このアンバランスな顔は!??」と言われてるべてぃ。そう。左右対称に彫るのって難しいのです。昨日見た仏像もほとんど左右対称じゃない。人間がつくっているものですから。改めて大日如来を真正面から見ると...うむむ見事。さすがです。別に向こうを透かして見えるようにするためにそうしたんじゃないと思うけど、「耳の穴通して向こうが見えた」という単純な発見がうれしかったべてぃです。そんな仏像には初めてお目にかかりました。他にも沢山あるのかもわからないけど、お寺にあるものはそんなに間近でいろんな角度から見ることができないからね。
これから行かれる方はガラスケースの真横から耳の穴のぞいてみてくださいな。

脇からやぁ~
そして写真は「お釈迦さまの出産シーン」の像。

念のため書いておきますけど、国立博物館の常設展示物は「写真禁止」の表示がなければフラッシュなしで写真撮影可です。前に撮影していたら見知らぬ奥さまが駆け寄ってこられて「あなた、美術館で写真とるなんて、非常識な!!」と頭ごなしにお叱りを受けたことがあるのでね。この像は撮影可。大日如来は撮影不可。勿論特別展示場も撮影不可です。

像はお釈迦さまの母、麻耶夫人。散歩中にうっと産気づき、なんと脇の下から出産。その時の様子です。
同じ国立博物館の法隆寺宝物館に展示されているのを見つけて、なんと面白い!と国立博物館に行くたびに見に行ってました。今回は本館の仏像展示の中に発見。おお~、麻耶夫人、こんなところに!

脇の下から生まれたってだけでかなり良い感じに面白いのに、この像では生まれた子供はまるで「やぁ!」と言わんばかりに片手あげてる...誰がこんなジョークのきいた作品を作ったんだろう??ふひゃひゃ...と見るたびにうれしい気分に。
ところがです、今回は明るいところで後ろ姿まで見える形で展示されていたおかげで真実が判明。

麻耶夫人後ろちょっと前のめりになっていきんでいる?麻耶夫人。そして生まれて来た子は...よく見てね。やぁ~と挨拶してるんじゃじゃなくて両手を合わせてました。そうだよね~。10センチほどの小さい像なので、暗い展示室では詳細が見えないのですよ。永年の不思議が解明された瞬間。ま、個人的には「やぁ~」の方が好きだけど。ふひょひょ。

へび大日如来の向かいのガラスケースの中にこんな像が。
ガラスケースの外からの写真なので不鮮明だけど、頭の上に何やら小さいぐるぐるがのってる。何故にこんなところに「う○ち」が??と思ったべてぃはアホです。
ラベルを見るとこれは慶派の仏師作の十二神将の一つ、「巳神」。
ということでのってるのはとぐろを巻くへび?でもこのぐるぐるは(写真じゃよくわからないけど)へび大嫌いのべてぃにもちょっと笑える造形。トータルで見ると仏像としては造形的にものすごくリアルで迫力満点。彩色もかすかに残っているものを見る限り、手が込んでいて素晴らしいものだったはず。浄瑠璃寺所有だそうです。思いもかけず良いもの拝見することができました。

こんな感じで常設展示はまずは仏像。そしてそのあとは....これはまた後日。



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2011/08/16(Tue) | 博物館、美術館のオモシロ | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
コメント
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わー。

ワキから「こんにちは!」ってノリじゃなく、
「なむー」だったんですか!

すごーい。

さすがの観察眼です☆




by: momoharamaki * 2011/09/08 23:31 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: タイトルなし--

> わー。
>
> ワキから「こんにちは!」ってノリじゃなく、
> 「なむー」だったんですか!
>
> すごーい。
>
> さすがの観察眼です☆
謎が解けてすっきりしたさ~。展覧会、行った?なかなか良いよ。ぜひ。
by: かみたけべてぃ * 2011/09/09 10:31 * URL [ 編集] | page top↑
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