彫刻刀の話
昨日の「えりんぎ富士山」には「笠雲」という立派な名前があるそうです。
ブロッコリーの葉を芯だけにしたのは「ひよどり」、スノードロップの蜜をちゅーちゅーしてたのは「あぶ」だそう。
鳥虫博士のひう先生のコメントでわかりました。
専門知識があるってすごい。そして友達はありがたい。お陰でべてぃも少し物知りになれそう...かな。

自然観察が続いたので、今日は一転、彫刻刀の話。
買いました

これまでは先生に「○○を買いなさい」と言われるたびに、言われるままに一本ずつ購入して増やしてきました。ところがべてぃよりも後の入会の男性達の道具入れを見ると、皆さん沢山の彫刻刀。
いつの間にこんな彫刻刀長者に???とびっくり。
べてぃを含め、女性陣は持ってる数が少ない。
男だから女だからということで決めつけるのは良くないとは思いつつ、どうも一般的に男性陣の方が道具好きのような感じです。

この前の教室で「曲がり丸刀(=柄の曲がった丸い彫刻刀」を買うように、と先生に言われたので、よ~し、ちょっとまとめて道具をそろえてみようと決意して、買いものに行って来ました。

行った先は上野の老舗刃物屋「宗意(もとい)」。
東急ハンズなどで売っている彫刻刀は価格ピンキリ。色んなお店のものを買って使ってみたクラスメートによるとやはり切れ味が全く違うらしく、良いものを買うのが結局は安上がりのようです。

宗意に行くのは二度目。前回行った時に伺った話では、刃物は鋼と本体の鉄を合体させてつくるのですが、安いものは機械プレス、高いものは日本刀と同じく人間がたたいて成形。職人の腕にもよるけれどやはり品質は圧倒的に違うとのこと。宗意でも練習用として機械プレスのものを販売したこともあるけど、品質は全く違うのに価格は1000円程度しか下げられないのでやめたそうで、今はプロ仕様のもののみの販売です。

おしゃべり好きで感じの良い年配のご婦人(ホームページを見ると代表者は女性名なので、おそらくこの方が社長)が迎えてくださって、彫刻刀について色々解説していただきながら、写真の品物を購入しました。
奮発して大人買い!
曲がり丸刀2本、45度角度の小さい三角刀、小さい小刀、そして丸刀3厘。
加えて彫刻刀用の砥石も。
この砥石が優れ物。丸刀研ぐ用の溝がある。加えて、裏に出たバリをとる砥石がついている。このバリとりに惹かれて買ってみました。

宗意は土日お休みのため、取り寄せで購入している人が多いみたい。でも今回実際に足を運んでみて、べてぃは平日時間がとれるのでお店に行けてラッキーだなぁと思ったことが二つありました。

◎一つは実物を見て選べること。

柄の付き具合などちゃんと見て買った方が良いよ、というのは教室の先輩から言われたことがあるので、それもあってお店に行ったのですが、それも以上に刃が違うことが今回よくわかりました。
下の二本の違い、わかります?

丸三厘

左は以前にカルチャー教室の事務所に取り寄せてもらったもの。右は今回自分で選んで買ってきたものです。
実は両方「3厘の丸刀」です。
実はべてぃ、前から持っていたものは「5厘」サイズだと勘違いしていました。
あ、仏像彫ってない人はわかりにくいですね。
1寸(=3センチ)の10分の1が一分。その半分が5厘。10分の3が3厘です。なので1ミリほどの幅の刃。

お友達に3厘を勧められたので、今回は3厘は必ず買おうと思ってお店に。でも5厘と3厘ってそんなに違わないかもわからないので、今もってるものと比較してから買おうということで、持参。
お店で3厘丸刀を何本も出されて比べると「3厘」と言っても微妙にサイズが違うんですね。
そこで自分のものは5厘じゃなくて3厘だと発覚。
5厘は大分大きい。今まで使っていたものはお店にあったのより大きいけど、確かに3厘の仲間でした。

職人さんの手作りなので、3厘とか5厘とか一言で言ってもばらつきが出るのは仕方ないこと。特に小さいサイズは。
型にあてて、人間がたたいてあの形にしているって....あんな細い丸い刃、どうやってたたくの???と職人の技に驚いたべてぃです。私にゃ無理。

3厘は既にもっているのでもう良いか?と思いかけたけど、超細いの見ると「うむむ...これがあると耳の穴やら鼻の穴やら小さく彫れるなぁ」と魅入られ、買っちゃいました。写真じゃわかりにくと思いますが、これだけサイズが違うと2本持つ価値はありです。
仏さまの耳は大きい。なので耳の穴も大きくて良いんだけど、あんまり穴が大きいと壊れやすいし、顔と耳のバランスっちゅうものもあるからね。小さい穴の開けられる道具は貴重です。

◎お店に足を運ぶ利点のもう一つは彫刻刀のプロの話を色々伺えること。

他にお客様が来られることもなかったし、彫刻刀大盛り上がりで1時間近くも話に花が咲き、お手入れ方法や選び方、彫刻刀はどうやって作られるのかなどなど勉強。
お手入れのことなど全く考えず、使ったらそのまんまにしていたべてぃ。
幸い錆びることもなく今まで来ているわけですが、やばかったかも。
錆びたらアウトらしい。(軽い錆びなら大丈夫。復旧方法もききました。)

おまけに「これからはちゃんとお手入れしてね、これあげるから」ということで、売りものの高級刃物用椿油をプレゼントしていただきました。
やった~、ラッキー(^^)v

お手入れの仕方もマスターしたし、プチ彫刻刀長者にもなったし。
彫らなきゃね~。

そしていただいた油、野菜炒めに使うことはできず、きっとべてぃはあと3回ぐらい生まれ変わっても使い切ることはない量入ってます。
欲しい人は遠慮なく言ってね。
べてぃ特性油布にしてプレゼントしますよ~。
のこぎりとかにも使えるはずです。

最後に昨日の夕方の富士山。
2011.2.18 夕景
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2011/02/18(Fri) | 仏像彫刻修行中 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
コメント
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羨ましい!
自分が購入した時は
椿油のプレゼントはなく…

でも良かったですね

自分も、昨年、宗意で丸刀3本、小刀1本、曲がり浅丸刀1本を購入。

作品の仕上がり、楽しみにしてます。
by: Masarungi * 2011/02/23 18:06 * URL [ 編集] | page top↑
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