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七月大歌舞伎 エビ玉の天守物語、見てきました
chirasi
久しぶりの歌舞伎座。玉三郎と海老蔵の天守物語を見てきました。
7月大歌舞伎、夜の部です。
夜の部の演目は
1.悪太郎
2.修善寺物語
3.天守物語

何と言ってもメインは天守物語。結論から言うと、圧巻の美しさ怪しさで、二時間があっという間でした。
実はこの二人のこの演目を見るのは二回目です。あれば何年前なんでしょう?海老蔵のあの事件や結婚よりも前の話なので......と、ここまで書いて調べてみると(インターネットって本当に便利)2006年だったようです。え、そんなに昔?8年前ということですか。あら~。

前回見た時の印象で強かったのは、何と言っても海老蔵の白塗り図書之助の美しさです。歌舞伎の家に生まれても容姿に恵まれるとは限らない中、海老蔵は何と幸運な!と思ったのが鮮明に記憶に残った舞台でした。勿論、玉三郎の美しさは圧倒的でしたが、もう一つ記憶に残っているのは舞台の最中に玉三郎がよろっとよろけたこと。「ああ、玉三郎もやはり年なのね....。」と思いました。
それから8年。
色々あった海老蔵はあの日の美しさかしらん?もっと年齢重ねた玉三郎は今回は?と、色々思いつつ臨んだ舞台です。

海老蔵はこの舞台のために体、絞ったとかですかね?近年見た海老蔵の顔はもっとふっくらしていたのに、図書之助海老蔵は8年前と同じ、しゅしゅっと贅肉のない若々しく引き締まった顔、体で美しい~。
そして玉三郎はやはり頬のたるみとか目の周辺とかに年齢が出ていて、顔つきが変わってきた感じはしましたが、今回はよろけるなんてこともなく、劇場全体をギュッと自分に引き付けるものすごい存在感と怪しい色気に満ちていて、う~む、すごい。
図書之助の方はともかく、玉三郎の演じた富姫は他に演じられる役者さんが今後出てくるのか?玉三郎のを見ちゃうと彼以外の役者さんには無理じゃないのか?と思っちゃいます。菊之助がもっと年齢重ねたら....とか?
とにかく素晴らしい舞台でした。

話は変わりますが、昨日はかつてないほど外国人のお客さんが多いのに驚きました。
べてぃの席は一階だったので全体は見渡せないから人数把握は出来ないのですが、ロビーで見た明らかに異国の人という容姿の人だけでも数十。アジア系は見てもわからないから、トータル数は相当のはずです。昨日の夜だけ特に多かったのかもわかりませんが、歌舞伎座の外国人比率は確実に上がっているようです。

中には着物を着て、桟敷席に座る金髪美女なども。着なれぬ着物をきちんと着て4時間半も座ってられるのは凄いなぁ~と感心してたら、途中で流石に苦しくなったのか、どこからか日本人の方が現れて帯を緩めてましたけど。
クールジャパンキャンペーンがこういう形で実を結んでるんでしょうか?


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2014/07/07(Mon) | 歌舞伎、映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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